LINEでオンラインサロン運用できる!? 新機能「LINE公式アカウントメンバーシップ」のススメ
2023年1月に提供が開始された、LINE公式アカウントの新機能「LINE公式アカウントメンバーシップ」をご存知でしょうか。
LINE上で月額制サービスを提供でき、外部プラットフォームに頼らず収益化したい方や、継続的なファンコミュニティを構築・運用したい方におすすめの機能です。
本記事では、LINE公式アカウントメンバーシップの活用方法から開設手順までをわかりやすく解説します。
TOPICS
LINE公式アカウントメンバーシップとは?
LINE公式アカウントメンバーシップとは、LINE上で月額課金制の会員組織を運営できる機能です。
友だちから会費を募ることで、メンバー限定のメッセージ配信や特典提供が行えます。

引用元:LINEヤフー マーケティングキャンパス「機能別に特徴や活用方法を知る」
オーナーは自身の活動内容に合わせたオリジナルプランを作成でき、限定コンテンツの収益化を実現できます。
特に、これまで外部サービスで行っていたファンクラブ運営や決済管理をLINEに集約できる点が大きな特徴です。
どんな人に向いている?
LINE公式アカウントメンバーシップは、こんな方におすすめです。

- オンラインレッスン:オンライン講座やサロンの会費徴収、コンテンツ配信
- フィットネス:フィットネスジムなどでの月額会費管理や会員向け連絡
- レストラン、カフェ:飲食店での会員限定メニューやクーポンの提供
- 美容師、ネイリスト:美容サロンでの来店特典やリピーター向けサービスの提供
- クリエイター:クリエイターによるイラスト・動画・音声などの限定コンテンツ配信
- インフルエンサー:インフルエンサーのファンクラブとしての運用
このように、さまざまな業種やサービス形態に対応しており、企業や店舗はもちろん、個人で活動している方まで幅広く活用できます。
また、会員管理から決済、情報発信までをLINE上で一元管理できるため、運用の効率化にもつながります。特に、以下のようなお悩みを抱えている方に適しています。
・将来的に運用を一本化したいが、どこで管理すべきか分からない
LINE公式アカウントメンバーシップを活用するメリット
メンバーシップを活用することで、収益化や関係構築などさまざまなメリットが得られます。

オーナー側のメリット
オーナー側の主なメリットは以下の通りです。
・個別でチャット相談を受け付けられる
・店舗で利用できる限定クーポンを配布できる
・提供するコンテンツはLINE内外問わず自由に設計できる
・価格や支払い方法を柔軟に設定でき、収益化が可能
・継続課金モデルにより安定した収益基盤を構築できる
・コアなファン層の育成や関係強化につながる
・LINE上で完結するため、外部ツールを使わず運用効率を高められる
メンバー側のメリット
一方で、メンバー側にもさまざまなメリットがあります。
・限定割引や店頭で利用できる特別サービスを受けられる
・ファンコミュニティへの参加など、限定特典を利用できる
・一般公開されていない情報やコンテンツをいち早く入手できる
・お気に入りのブランドやクリエイターを継続的に応援できる
・LINE上で手軽に参加・利用できる
このように、メンバーシップはオーナー・メンバー双方にメリットがあり、継続的な関係構築につながります。
LINE公式アカウントメンバーシップを始める3ステップ
ここからは、実際にメンバーシップを始める手順をご紹介します。
STEP1.LINE公式アカウントを開設
LINE公式アカウントメンバーシップを利用するためには、LINE公式アカウントの登録が必要です。
未開設の場合は、まずアカウントの作成から始めましょう。
STEP2.メンバーシッププランの作成・審査申し込み
アカウントを開設すると、管理画面の[メンバーシップ]タブから、プランの作成と審査申し込みが行えます。
価格や特典、支払い方法を設定して、最大5つのプランを作成できます。
従来はWeb版の管理画面からのみ利用できる機能でしたが、現在はスマートフォンの管理アプリからも操作できるようになっています。
なお、Web版と管理アプリの間で大きな機能差はありません。

引用元:LINEヤフー マーケティングキャンパス「機能別に特徴や活用方法を知る」
加入ユーザーの支払い方法について
加入ユーザーの支払い方法は、プランで提供する特典内容に応じて「App内課金」または「Web決済」のいずれかが適用されます。
例えば、オンラインレッスンや動画配信など、デジタルのコンテンツやサービスを主とする場合は、App内課金(iOS/Androidアプリ内からの登録)が適用されます。
この場合、利用料として35%が発生します。
一方、店舗での優待や物理的な商品の発送といったリアルなサービスが中心の場合は、Web決済(LINEヤフー指定のWebページからの登録)が適用されます。
Web決済はクレジットカード(VISA/Master/JCB/AMEX)に対応しており、本人認証サービス(3Dセキュア2.0)に対応しているクレジットカードのみが利用可能です。
こちらの利用料は10%発生します。
なお、特典内容と決済方法が適切に対応していない場合、審査に通らない可能性があるため、サービス内容に合わせて正しく設定することが重要です。
STEP3.メンバーシッププランを広めよう
プランの審査が完了し、公開すると、より多くの友だちに加入してもらえるよう積極的にアピールしましょう。
その際は、メンバーシップに入ることでどのような限定特典やメリットが得られるのかを具体的に伝えることが重要です。
宣伝に必要な専用のURLやQRコードは、管理画面の[メンバーシップを宣伝する]タブから発行できるため、ブログや各種SNSなどでプランの存在を広く周知しましょう。
また、LINE公式アカウントのプロフィール設定にもメンバーシップ情報を表示できるため、アカウントを訪れたユーザーの目に留まるよう忘れずに設定してください。
加入状況は、プランごとの人数などの形で管理画面から確認できます。
加入したメンバーの確認方法
管理画面の[メンバー]タブから、プランごとに加入メンバーを一覧で確認できます。
ただし、個別にチャットでやり取りを行う場合は、ユーザーからメッセージを送信してもらう必要があります。
メンバーからメッセージが届くと、管理画面のチャット一覧に表示され、加入しているプランに応じた専用のバッジやタグが名前の横に自動で付与されます。この表示を確認することで、どのユーザーがメンバーシップに加入しているのかを確認できます。
まずはメンバーに、スタンプや簡単なメッセージの送信を促し、コミュニケーションのきっかけを作ることから始めましょう。

引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) メンバーシップ
LINE公式アカウントメンバーシップの運用方法
メンバーシップ運用の基本は、加入メンバーへのメッセージ配信です。
加入メンバーに対するメッセージ配信は、通常配信とは異なり追加料金なしで利用できます。特定のプランに合わせた情報を発信することで、メンバーとの親密度をより高めることが可能です。
配信方法は通常のメッセージ作成と同様の操作で設定できます。
管理画面のサイドメニューにある[メッセージ配信]から、配信先として[メンバーシッププランメンバー]を選択してください。
対象となるプランを指定することで、特定の層に絞った配信が可能です。
メッセージを通じてメンバー限定の動画や特別な案内といった限定コンテンツを届けることで、継続的な利用を促しましょう。

引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) メンバーシップ
LINE公式アカウントメンバーシップの注意点
LINE公式アカウントメンバーシップを始める前に、いくつかのポイントを確認しておきましょう。
利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
・ログインしているビジネスアカウントが、LINEアカウントと連携済み
・ログインしているビジネスアカウントが、管理者権限を持つ
LINE公式アカウントメンバーシップでプランを作成する際は、価格と加入するメンバー数を設定することができます。
価格には、最低400円~最大15,400円(税込)まで、自由に設定することが可能です(2025年4月時点※1)。
また、加入メンバー数は最大10万人まで設定可能で、必要に応じて人数制限を設けることもできます。
実際に運用を始める前には、公式のガイドラインやマニュアルを確認し、審査を通過するための準備を整えましょう。
※1:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) メンバーシップ
LINE公式アカウントメンバーシップに関するよくある質問
ここでは、LINE公式アカウントメンバーシップに関して、よくある質問をまとめました。
導入や運用を検討する際の参考として、ぜひご活用ください。
Q1.メンバーシップの売上はどのような条件で引き出せますか?
メンバーシップで得た収益を送金申請するには、未振込の売上残高が1,100円以上あることが条件です。
申請は管理画面の収益タブから行えます。なお、事前に送金先情報の登録を済ませておく必要があります。
送金にあたっては、1回につき550円の手数料が発生し、申請金額から差し引かれる点に注意してください。
申請期間は5月と11月を除き、毎月5日から15日までと定められており、月末に指定口座へ振り込まれます。
また、残高が1,100円以上ある場合は、5月・11月の年2回、月末に自動送金されます。手数料負担を考慮し、計画的に申請を行うのが効率的です。
Q2.メンバーシップの審査に通らない主な理由は?
LINE公式アカウントメンバーシップの審査基準や、具体的な否認理由については一切公開されていません。
運営側に問い合わせを行っても詳細な回答を得ることはできないため、自身でガイドラインを確認し、不備がないか見直す必要があります。
審査に通らない要因として考えられるのは、提供する特典内容と決済手段の不一致です。デジタルコンテンツ中心ならApp内課金、対面サービスや物理的な特典がメインならWeb決済といった区分が正しく設定されているか確認してください。
また、プラン名や説明文に不適切な表現が含まれていないか、規約に抵触するビジネスモデルではないかを精査することが重要です。
一度否認された場合でも、内容を修正した上で再申請を行うことは可能です。
Q3.メンバーシップのプラン内容は後から変更できますか?
管理画面のメンバーシップメニューから、既存のプランを選択することで内容を編集できます。
ただし、プランの月額料金やお支払い方法については、一度公開した後に変更することはできません。これらの基本設定を見直したい場合は、新しくプランを作成し直す必要があります。
一方で、支払い方法がApp内課金に設定されているプランに限り、公開後であっても特典を増やす(限定オープンチャットの追加など)ことができます。ただし、一度追加して公開した特典を後から削除することはできないため注意が必要です。
なお、プラン内容を変更した際には再審査が行われます。審査が完了して承認されるまでの期間、該当のメンバーシッププランは非公開状態となり、新規の加入受付ができなくなる点に留意して作業を進めてください。
Q4.プラン加入中のユーザーがブロックした場合はどうなりますか?
プラン加入中のユーザーがLINE公式アカウントをブロックしたとしても、メンバーシップの課金は自動的に停止されず、継続される仕組みとなっています。
ユーザーが自ら退会処理を行わない限り、月額料金の決済は止まりませんので注意が必要です。
また、アカウントをブロックされると、オーナー側からメッセージを送信しても配信対象外として処理されます。その結果、メンバー限定のコンテンツや特典情報を届けることができなくなります。
運用時には、ブロックが即座に解約を意味するわけではないことを正しく理解しておく必要があります。予期せぬトラブルを防ぐためにも、退会を希望する場合はブロックではなく、所定の手続きが必要である旨を事前にアナウンスしておくと安心です。
おわりに
いかがでしたか?今回は、LINE公式アカウントのメンバーシップ機能についてご紹介しました。
LINE公式アカウントがあれば、月額課金型のサービスを手軽に構築できる点は大きな魅力です。
会員管理や決済をLINE上に集約できるため、効率的な運用や継続的な収益化にもつながります。
既にサブスクリプションサービスを運用している方はもちろん、新たに導入を検討している方にとっても、有力な選択肢の一つです。
LINEならではのコミュニケーションを活かし、メンバーやファンとの関係構築にぜひ活用してみてください!
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