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コラム Column

LINE公式アカウントの管理者追加方法 複数人で管理する手順と権限

LINE公式アカウントを複数人で管理・運用したい場合、管理者(メンバー)の追加設定が必要です。
複数人で運用することで、顧客対応の迅速化や業務の効率化が期待できます。

この記事では、公式アカウントに管理者を追加する具体的な手順や、各メンバーに付与できる権限の種類と役割の違いについて解説します。
また、管理者を追加できない場合の原因と対処法、複数人での運用を円滑に進めるためのポイントも紹介します。

LINE公式アカウントを複数人で管理する3つのメリット

LINE公式アカウントを複数人で管理すると、運用体制に多くのメリットが生まれます。

1.問い合わせ対応やメッセージ配信などの業務を分担できる

担当者一人ひとりの負担が軽減され、業務効率が大幅に向上します。

2.コンテンツの品質維持につながる

複数人の目で配信内容をチェックすることで、誤字脱字や不適切な表現を防ぎやすくなります。

3.アカウント運用の継続性が保たれ、リスクを分散させることができる

担当者が急に休んだり退職したりした場合でも、他のメンバーが対応を引き継ぐことが可能です。

追加できるメンバーの権限は4種類!役割の違いを解説

LINE公式アカウントでは、追加するメンバーごとに異なる役割(権限)を設定できます。
権限は「管理者」「運用担当者」「運用担当者(配信権限なし)」「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」の4種類です。

1.すべての操作が可能な「管理者」

「管理者」は、LINE公式アカウントにおける全ての機能を利用できる最高権限です。
メッセージ配信や分析データの閲覧といった運用業務はもちろん、他のメンバーの追加や削除、権限の変更、さらにはアカウント自体の削除まで行えます。
企業の役員や部署の責任者など、アカウント全体の管理責任を負う人がこの権限を持つのが一般的です。

重要な設定変更やメンバー管理も可能なため、付与する相手は慎重に選ぶ必要があります。
一つのアカウントに対して追加できるメンバーの総数は最大100人(※)まで)登録できるため、責任者クラスの複数人に付与してリスクを分散させることも可能です。

※管理者・運用担当者を含めた合計人数。プランや仕様により上限が変更される可能性があります。

2.メッセージ配信や分析ができる「運用担当者」

運用担当者は、アカウントの日常的な運用に必要なほとんどの操作が許可されている権限です。具体的には、メッセージやVOOMの投稿作成・配信、友だち数やメッセージの開封率といった分析データの閲覧、個別チャットでの顧客対応などが可能です。

企業のWeb担当者や店舗の現場スタッフなど、実際にアカウントを動かす担当者に適しています。ただし管理者とは異なり、他のメンバーの追加・削除や権限変更、請求関連の設定など、アカウントの管理に関わる一部の操作は行えません。

3.投稿やチャットのみ担当する「運用担当者(配信権限なし)」

「運用担当者(配信権限なし)」は、友だち全体への一斉配信や投稿の公開ができません(下書き作成は可の場合あり)。一方、ユーザーからの問い合わせへの1対1チャット返信は可能です。
この権限を持つメンバーは、タイムラインへの投稿や、ユーザーからの問い合わせに対する個別チャットの返信といった操作は行えますが、クーポンやキャンペーン情報などを一斉に送ることはできません。

そのため、顧客からの個別の問い合わせ対応を専門に行うカスタマーサポート担当者や、一部の業務を委託する外部スタッフ、アルバイトなどに付与するのに適しています。
誤操作による一斉配信のリスクを防ぎたい場合に有効な権限です。

4.分析データを見られない「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」

運用担当者(分析の閲覧権限なし)は、メッセージ配信やタイムライン投稿などの操作は可能ですが、アカウントの分析データ(インサイト)を閲覧することができない権限です。
友だちの属性情報やメッセージの開封率、クリック数といった重要なデータへのアクセスが制限されます。

この権限は、主にメッセージ作成や配信作業のみを担当し、戦略に関わるような詳細なデータを見る必要がないメンバーに適しています。
例えば、社外のライターやデザイナーにコンテンツ作成を依頼する際に、アカウントの機密情報を保護しつつ、必要な作業だけを任せたい場合に活用できます。

【手順解説】LINE公式アカウントに管理者(メンバー)を追加する方法

LINE公式アカウントへの管理者(メンバー)追加は、パソコンのWeb版管理画面とスマートフォンの管理アプリのどちらからでも簡単に行えます。
どちらの場合も、管理者権限を持つアカウントでログインし、設定画面からメンバーを招待するための認証用URLを発行する流れが基本です。

招待された側は、そのURLにアクセスして承認作業を行うことで、メンバーとしてアカウントの管理に参加できます。
ここでは、パソコンとスマートフォンそれぞれの手順を具体的に解説します。

パソコン(Web版管理画面)からメンバーを追加する方法

1.LINE Official Account Managerにログインし、対象のアカウントを選択する
2.画面右上の「設定」をクリックし、左側のメニューから「権限管理」を選ぶ
3.「メンバー管理」の画面が表示されたら、右側にある「メンバーを追加」ボタンを押す

4.追加したいメンバーに付与する権限の種類(管理者、運用担当者など)を選択し、「URLを発行」をクリックする
5.発行された認証用URLが表示される、これをコピーして追加したいメンバーにメールやチャットで送付する

相手がURLにアクセスし、LINEアカウントでログインして承認作業を完了させると、メンバー追加が完了します。

スマホ(管理アプリ)からメンバーを追加する方法

1.ホーム画面下部にある「設定」タブをタップし、「権限」メニューに進む
2.「メンバー管理」画面が開いたあと、「メンバーを追加」をタップする
3.追加するメンバーの権限の種類を選択すると、アプリによって異なる招待方法が表示されます。

(例)「招待リンクをコピー」「QRコードを表示」「LINEで送信」「他のアプリで送信」などがあります。招待したい相手に合わせた方法を選び、招待用のURLやQRコードを送付します。

登録済みメンバーの権限変更・削除のやり方

LINE公式アカウントの運用体制が変わった際には、登録済みメンバーの権限変更や削除が必要になります。
例えば、担当者の役割変更に伴って権限を上位または下位のものに変更したり、退職や異動によって担当から外れたメンバーをアカウントから削除したりするケースです。
これらの操作は、管理者権限を持つアカウントのみが実行できます。

セキュリティ管理の観点からも、定期的にメンバーリストを確認し、現状に合わせた適切な状態を維持することが求められます。

割り当てた権限の種類を変更する手順

まず、LINE Official Account Managerの「設定」から「権限管理」画面へ進みます。
登録されているメンバーの一覧が表示されるので、権限を変更したいメンバーの右側にある「変更」ボタンをクリックしてください。

現在の権限が表示されているプルダウンメニューから、新しく割り当てたい権限(管理者、運用担当者など)を選択し、最後に「保存」ボタンを押します。
これで権限の変更は完了です。
担当業務の変更に応じて、速やかに適切な権限へ見直すことで、セキュリティリスクを低減できます。

不要になったメンバーを削除する手順

担当者が退職したり異動したりした場合は、速やかにメンバーから削除する必要があります。
まず、LINE Official Account Managerの「設定」から「権限管理」画面へ進みます。
メンバー一覧の中から削除したいメンバーを探し、右側にある「変更」ボタンをクリックします。
画面下部に表示される「このメンバーをアカウントから削除」というリンクを選択すると、確認のポップアップが表示されます。

内容を確認して「削除」ボタンを押すと、そのメンバーはアカウントの管理画面にアクセスできなくなります。
情報漏洩などのリスクを防ぐため、不要になったメンバーは速やかに削除してください。

管理者を追加できない?よくある原因と対処法

管理者を追加しようとしても、エラーが表示されたりうまく追加できなかったりする場合があります。
よくある原因として、招待URLの有効期限切れが挙げられます。
発行されたURLの有効期間は24時間(仕様変更の可能性あり)のため、期限が切れている場合は再度URLを発行して送付する必要があります。

また、招待される側がすでに個人のLINEアカウントを持っていない場合も追加できません。
その他、追加できるメンバーの上限数に達している可能性も考えられます。
これらの点を確認しても追加できない場合は、システムの一時的な不具合も考えられるため、時間をおいて再度試すことが有効です。

複数人でのアカウント運用を成功させるためのポイント

LINE公式アカウントの複数人運用を成功させるには、単にメンバーを追加するだけでは不十分です。
誰がどのような役割を担い、どのようなルールで運用していくのかを事前に明確に定義しておく必要があります。

体制やルールが曖昧なまま運用を始めると、担当者間の連携がうまくいかず、メッセージの品質低下や顧客対応の遅れといった問題が発生しかねません。
効果的かつ安定したアカウント運用を実現するための、具体的なポイントを解説します。

各担当者の役割と責任範囲を明確にする

複数人でアカウントを運用する際は、まず各担当者の役割分担と責任範囲を明確に定めます。
例えば、「コンテンツ作成担当」「配信スケジュール管理担当」「顧客からの問い合わせ一次対応担当」「分析レポート作成担当」のように、業務内容を具体的に割り振ります。
誰が最終的な配信承認を行うのか、といった意思決定のフローも決めておくとスムーズです。

役割分担をドキュメント化して全員で共有することで、「誰が何をすべきか」が明確になり、業務の重複や抜け漏れを防ぎます。
責任の所在がはっきりすることで、各担当者が自覚を持って業務に取り組むことにもつながります。

メッセージ配信や返信の運用ルールを事前に決めておく

アカウントの品質を一定に保つため、メッセージ配信や顧客への返信に関する運用ルールを策定し、全メンバーで共有することが不可欠です。
具体的には、配信するコンテンツのトーン&マナー(文体、絵文字の使用基準など)、配信頻度や時間帯、使用してはいけない表現などを定めます。

また、顧客からの問い合わせに対しては、返信までにかかる時間の目安や、よくある質問への回答テンプレート、担当者では判断できない場合の報告・相談フロー(エスカレーションルール)などを決めておくと、対応品質の均一化が図れます。
これらのルールはマニュアルとして整備し、いつでも確認できるようにしておくのが望ましいです。

LINE で業務の効率化したい方、詳細はこちらでチェック▶︎LINE公式アカウントで業務の効率化を実現! 工数削減など活用事例まで徹底解説

まとめ

LINE公式アカウントへの管理者(メンバー)追加は、PCの管理画面またはスマートフォンのアプリから簡単に行えます。
メンバーを追加する際は、担当者の業務内容に応じて「管理者」や「運用担当者」といった4種類の権限から適切なものを付与することが重要です。

複数人での運用を円滑に進めるためには、単に追加するだけでなく、各担当者の役割分担を明確にし、メッセージ配信のトーン&マナーや返信対応のルールを事前に定めておく必要があります。
本記事で紹介した手順とポイントを参考に、自社のアカウント運用体制を構築・見直してください。


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