LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?確認方法や絞り込み配信への活用方法を解説
LINE公式アカウントにおけるターゲットリーチとは、LINEが性別や年代などの属性情報を推定できている友だちの数です。
本記事では、ターゲットリーチの数とは何か、混同しやすい「友だち数」との違いから、管理画面での具体的な確認手順、さらには属性情報を活用した効果的なメッセージ配信方法までを解説します。
ターゲットリーチを正しく理解し、運用の最適化を目指しましょう。
TOPICS
LINE公式アカウントにおけるターゲットリーチとは
LINE公式アカウントにおけるターゲットリーチとは、LINEが属性情報(性別・年齢・地域など)を推定している友だち数です。
友だち総数からブロック中のユーザーと、属性情報を推定できていないユーザーを除いた人数として算出されます。
具体的には、LINE側が過去の行動履歴などをもとに、性別・年齢・居住地域・OS・友だち期間といった属性を推定できている友だちを指します。
上の表の通り、友だち追加をしているユーザーであっても、ブロックされている場合や属性が特定できない場合はターゲットリーチには含まれません。
この数値を確認することで、属性情報を活用した絞り込み配信の対象ユーザー数を把握できます。
ターゲットリーチは、属性情報を活用したセグメント配信や分析の基準となる重要な指標です。友だち数が多くてもターゲットリーチが少ない場合は、属性情報を活用した配信対象が限られるため、配信施策の効果にも影響します。
また、ターゲットリーチとして集計されるユーザーには、LINEが推定した何らかの属性情報(みなし属性)が付与されています。
そのため、属性情報を基にしたセグメント配信を行う際の母数となり、より適切なターゲティングを実現するための基準となります。
みなし属性とは?
みなし属性とは、ターゲットとなるユーザーに対してLINE側が一時的に付与した、性別や年代、居住地域といった情報の総称です。
実名登録が基本のSNSとは異なり、LINEは実名登録を前提としていないため、登録情報だけでユーザー属性を特定することは困難です。そこでLINEは、LINE内での利用状況や行動データなどをもとに、各アカウントの属性を推定しています。
この仕組みにより、精度の高いセグメンテーションが可能になります。あくまで推定された情報ではありますが、この属性情報があることで、広告やメッセージを適切なユーザー層へ届けることが可能になります。
友だち数との違い
LINE公式アカウントにおける「友だち数」とは、アカウントを友だち追加したユーザーの総数です。
この数値には、現在アカウントをブロックしているユーザーや、LINE側で属性を判別できていないユーザーもすべて含まれています。
対してターゲットリーチは、ブロックを除外した有効な友だちの中で、かつ属性が推定されているユーザーのみをカウントした数値です。つまり、性別や年齢などの属性データに基づいたセグメント配信の対象となるかどうかが、両者の大きな違いです。
運用において、実際の配信効果を把握しやすい指標はターゲットリーチです。友だち数だけにとらわれず、ターゲットリーチの増減を注視することが大切です。
ターゲットリーチ数が変動する主な要因
ターゲットリーチ数が変動する主な要因は、「ブロック数の増減」と「LINEによる属性推定結果の変化」の2つです。
ユーザーがアカウントをブロックすると配信対象から除外されるため、ターゲットリーチは減少します。
また、LINEが定期的に更新する属性推定の結果によっても、ターゲットリーチ数は変動します。
ターゲットリーチ数の確認手順
ターゲットリーチの数は、LINE公式アカウントの管理画面である「LINE Official Account Manager」から簡単に確認できます。
現在の総数だけでなく、友だちの属性データの内訳も分析できるため、定期的にチェックして配信計画に役立てることが重要です。
ここでは、パソコンの管理画面を基準に、ターゲットリーチ数を確認するための具体的な手順を解説します。
現在のターゲットリーチ総数を調べる
現在のターゲットリーチ総数は、管理画面の「分析」機能から確認します。
2.画面上部にある「分析」タブをクリックし、左側のメニューから「友だち」を選択する
3.表示された画面の上部に「ターゲットリーチ」という項目があり、現在のターゲットリーチ数が表示される
※この数は、絞り込み配信を行う際の基準となる対象ユーザー数の目安です。

引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) 分析 – 友だち
友だちの属性データ(性別・年齢・地域)の内訳を見る
友だちの属性データは、ターゲットリーチ総数と同じ「分析」画面で確認可能です。
2.画面下部にある「属性」という項目から確認できる
ここでは、ターゲットリーチに含まれる友だちの「性別」「年齢」「地域」の割合がグラフで表示されます。
また、「不明」と表示されるのは、LINE側で属性が推定できなかったユーザーです。
これらのデータを参考にすることで、どのような層に友だちが多いのかを把握できます。

引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) 分析 – 友だち
ターゲットリーチを活用した効果的なメッセージ配信
ターゲットリーチの属性データを活用することで、メッセージ配信の効果を最大化できます。
すべての友だちに同じメッセージを送るのではなく、性別や年齢、居住地といった情報に基づいて配信対象を絞り込む「セグメント配信」が可能です。
このアプローチにより、ユーザー一人ひとりにとって関心の高い情報を提供でき、マーケティング施策全体の費用対効果を高めるほか、ニーズに合った情報を届けることで、ブロック率の低下も期待できます。
属性情報(年齢・性別など)で配信対象を絞り込む方法
属性情報で配信対象を絞り込むには、メッセージ作成画面で設定します。
2.「配信先」の項目で「絞り込み」を選択し、「属性で絞り込む」を選択する
3.「フィルター設定」から絞り込みたいフィルターを設定する

ここでは「友だち期間」「性別」「年齢」「OS」「エリア」の中から、配信したいターゲット層の条件を指定できます。
例えば、「東京都内に住む20代女性」といった形で細かく設定し、より関心の高いユーザーへ的確にメッセージを届けることが可能です。
属性配信とオーディエンス配信の違い
属性配信とオーディエンス配信は、どちらも配信対象を絞り込む機能ですが、利用するデータが異なります。
性別や年齢、地域などの属性情報をもとに配信対象を絞り込む属性配信に対し、オーディエンス配信ではユーザーの行動データを活用して対象者を設定します。
オーディエンスとは、URLクリックやチャットタグなどの条件によって作成されるユーザーリストであり、特定のメッセージに反応したユーザーや、特定の条件に該当するユーザーへ配信対象を絞り込めます。
なお、オーディエンスを利用した配信では、オーディエンスの掛け合わせ結果が50人以上であり、かつ各オーディエンスに有効な友だちが50人以上含まれている必要があります。
ターゲットリーチを活用したメッセージ配信の分析方法
ターゲットリーチを活用して配信対象を絞り込んだ後は、その効果を分析し、改善につなげることが重要です。
配信結果を確認することで、ターゲット設定が適切だったかを検証できます。分析画面では、管理画面の「メッセージ配信」から詳細を確認できます。
ここでは投稿ごとのインプレッション、つまり吹き出しが画面に表示された回数を把握できます。この数値は、友だち追加広告やLINE VOOM、カードタイプメッセージでも同様に確認が可能です。


また、顧客とのチャット対応を分析したい場合は、アクティブルームの項目を活用します。
直近7日間または30日間の期間を指定することで、やり取りが発生したチャットルームの総数を算出できます。送受信の履歴を追跡し、ユーザーとのコミュニケーション密度を測る指標として役立ててください。

ターゲットリーチを増やすための2つのアプローチ
オーディエンス配信や属性による絞り込み配信では、一定数以上のターゲットリーチが必要となる場合があります。
配信対象を十分に確保するためには、ターゲットリーチを増やすことが重要です。
ここでは、ターゲットリーチを増やすためのアプローチを2つ解説します。
1. 友だち数を増やす
ターゲットリーチは、属性が推定されている友だちを対象に算出されるため、まずは友だち総数を増やすことが重要です。
友だち数が増えれば、属性が推定されるユーザーの母数も大きくなり、結果としてターゲットリーチの拡大につながります。
友だち数を増やすためには、以下のような施策が有効です。
・Webサイトや予約・会員登録画面に友だち追加導線を設置する
・SNSやメールで宣伝する
・友だち追加特典やクーポンを提供する
単に友だち数を増やすだけでなく、自社の商品やサービスに興味を持つユーザーを集めることで、配信効果の向上も期待できます。
2. 属性情報が推定される友だちを増やす
友だち数を増やしても、すべての友だちがターゲットリーチとして計測されるわけではありません。
ターゲットリーチに含まれるのは、LINEが年齢や性別などの属性を推定できている友だちのみです。そのため、友だち数の拡大とあわせて、属性情報が推定される友だちの割合を高めることも重要になります。
属性情報が推定される友だちを増やすためには、以下のように友だちとの接点を増やし、データが蓄積されやすい環境を作ることが重要です。
・クーポンやショップカードを活用する
・LINEログインや会員連携を導入する
・アンケートやキャンペーンを実施する
LINE上での利用データが蓄積されるほど、属性情報が推定される友だちの割合が高まり、ターゲットリーチとして計測されるユーザーも増えやすくなります。
このように、ターゲットリーチを増やすには「友だち数を増やすこと」と「属性が推定される友だちの割合を高めること」の両方が重要です。
どちらか一方だけではなく、友だち獲得施策と継続的な運用施策を並行して進めることで、より効果的なターゲットリーチの拡大が期待できます。
LINE公式アカウントのターゲットリーチに関するよくある質問
ここでは、LINE公式アカウントのターゲットリーチに関して、運用担当者から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。
日々の運用で生じる疑問を解消し、よりスムーズなアカウント活用に役立ててください。
Q1.ターゲットリーチの数が突然減ったのですが、なぜですか?
ターゲットリーチ数が減少する主な原因は、友だちにアカウントをブロックされたことや、LINEによる属性推定結果が更新されたことです。
ユーザーにブロックされると、その時点で配信対象から外れます。
また、LINEによる属性推定結果の更新により、「不明」に分類されるユーザーが増えた可能性もあります。
Q2.友だちの属性データに「不明」が多いのはどうしてですか?
属性データに「不明」が多いのは、LINEユーザーが年齢や性別などの情報を登録していない、または登録情報から属性を正確に推定できないためです。
LINEは、公式情報だけでなくスタンプの利用傾向などからも属性を類推しますが、データが不十分な場合は「不明」に分類されます。
友だち追加直後のユーザーは特に「不明」とされやすい傾向があります。
Q3.メッセージ配信に必要なターゲットリーチの最低人数はありますか?
絞り込み配信を行う際、利用する機能によってメッセージ配信に必要なターゲットリーチ数が異なります。
例えば、属性(フィルター)を利用した絞り込み配信では、選択後の推計対象ユーザーが50人以上、かつターゲットリーチ数が100人以上必要です。
また、オーディエンス機能を利用した配信では、オーディエンスの掛け合わせ結果が50人以上、かつ各オーディエンスに含まれる有効な友だちが50人以上必要です。
このように、目的に応じて最低限必要な人数が異なるため、利用する機能の要件を確認することが重要です。
まとめ
本記事では、LINE公式アカウントのターゲットリーチについて解説しました。
ターゲットリーチは、LINEが性別や年代などの属性情報を推定できている友だちの数を指し、友だちの総数とは異なります。
管理画面の分析機能から数や属性を確認し、絞り込み配信に活用することで、メッセージの効果を最大化できます。
ターゲットリーチを正しく理解し、日々のLINE運用に活かすことで、費用対効果の高い情報発信を実現しましょう。
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