LINE友だち追加広告とは?メリット・事例・成功のコツを解説!

LINE公式アカウントを運用するうえでもっとも重要なのが、発信した情報を受け取ってくれる“友だち”と呼ばれるユーザーの存在。
メッセージを多く届けすぎても、少なすぎてもブロックされる可能性があり、友だちを増やす施策を考えると言っても「何をしたら友だちを増やすことができるのだろう?」と悩まれている方が多いのではないでしょうか。
そんな課題を解決する方法のひとつとして、LINEが提供している「友だち追加広告(CPF)」という広告メニューがあることを知っていますか?友だち追加広告は、単に友だち数を集めるだけではなく、セグメントなどを工夫すると、それ以外の効果も出てくるのです!
今回は、友だち追加広告を利用して友だち追加施策を行うとどのようなメリットがあるか、実際にトーチライトが運用しているLINE公式アカウントの成功事例を踏まえてご紹介します。
まだ友だち追加広告を利用したことがない方は、是非参考にしてみてください!
LINE友だち追加広告(CPF)の基本概要
友だち追加広告(CPF)とは、前述のとおりLINEが提供している広告メニューのことで、Cost Per Friendsの頭文字からCPF広告とも呼ばれています。
LINEのトーク画面やLINE NEWSなどLINEのアプリ内に友だち追加を促すための広告を掲載することができます。
LINEは国内最大級のユーザー数を誇るため、多くの潜在顧客にリーチできます。さらに、年齢や性別、興味関心などでターゲティングできるため、自社商品・サービスに興味関心の高いユーザーに効率的にアプローチすることが可能です。 また、配信面や予算、1ヶ月の友だち追加数の目標などを自由に設定できるため、費用対効果の高い広告運用を実現できます。
今回は、トーチライトの事例を基に、友だち追加広告(CPF)のおすすめポイントをご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、LINE公式アカウント運用の参考にしていただければと思います。
キャンペーン作成:広告配信の目的と予算を明確に
ここからは広告配信するためのステップを確認しましょう。すでにLINE公式アカウントとLINE広告アカウントをお持ちの方であれば、誰でも簡単に設定を進めることができます。
まずは、LINE広告マネージャーにログインし、新規キャンペーンを作成します。
・LINE広告マネージャー(https://manager.line.biz/)にアクセスし、ログインします。
・ホーム画面上部にある「キャンペーンを作成」ボタンをクリックします。
・キャンペーン名を入力し、使用する広告アカウントを選択します。
・購入タイプを「オークション」または「予約型」から選択します。
-オークション:他の広告主と入札形式で広告枠を競います。
-予約型:広告枠を事前に予約します。予算が多い場合や、特定の期間に確実に掲載したい場合に有効です。
・目的を「CPF(友だち追加広告)」に設定します。
・キャンペーン全体の予算を設定し、「次へ」をクリックします。
広告セット設定:ターゲットと配信方法を詳細に設定
次に、作成したキャンペーン内で、具体的な広告配信設定を行います。
・広告セット名を入力します。
・配信対象の国と地域を選択します。
・広告配信期間を設定します。
・配信時間帯を設定します。時間帯指定も可能です。
・ターゲティングを設定します。
-年齢、性別、OS、興味関心など、詳細なターゲティング設定が可能です。
ターゲティング設定画面で「+ターゲティング」をクリックし、条件を追加していきます。
ターゲティングを絞り込みすぎると、配信対象が狭まり、十分な効果が得られない場合があるので注意が必要です。
・配信単価を設定します。
入札戦略は「自動入札」と「手動入札」から選択できます。
-自動入札:設定した予算内で最大の成果(友だち追加数)を目指します。
-手動入札:入札価格を自分で設定します。より詳細な費用管理が可能です。
・広告セットの予算を設定し、「次へ」をクリックします。
広告作成:ユーザーの目に留まる魅力的な広告をデザイン
最後に、実際にユーザーに表示される広告を制作します。
・広告名を入力します。
・広告フォーマットを選択します。
-画像広告、動画広告、カルーセル広告など、様々なフォーマットから選択できます。
・広告クリエイティブを作成します。
-広告文、画像、動画などを設定し、訴求力の高いクリエイティブを作成します。
ユーザーの目を引き、クリックしたくなるような魅力的なデザインを心がけましょう。
・リンク先URLを設定します。
-友だち追加後に誘導したいページのURLを設定します。クーポンページやキャンペーン情報ページなどが効果的です。
・プレビューで表示を確認し、「作成完了」をクリックします。
以上で、友だち追加広告の出稿準備は完了です。
⚠︎広告掲載開始までの流れ
- 作成した広告は、LINE側の審査を通過後、掲載が開始されます。
- 審査には通常1〜3営業日程度かかります。
- 審査状況はLINE広告マネージャーで確認することができます。
友だち追加広告(CPF)のメリット
友だち追加広告(CPF)のメリットは、少額から実施することができ、質の高い友だちを集められることです。
例えば、プロモーションスタンプといった友だち集客施策では、「どうしても費用が高くて手が出せない」「インセンティブ目当てで友だち追加後にブロックされてしまう可能性があるから質があまり良くないのでは?」と疑問を感じている方も多くいるかと思います。
スタンプや他の集客施策では数百万円以上の費用が必要なものが多いですが、友だち追加広告であれば、50万円から出稿することが可能です。※弊社運用の場合
運用にあたっても、主に友だち追加ごとの従量課金制を採用しており、1日の予算上限を設定することができます。このシステムにより、限られた予算内で効果的に広告を運用することが可能です。また、最低設定価格は自動入札の場合75円、手動入札の場合は50円または200円(CPM)と設定できます。
また、セグメントを用いて、企業・商材のターゲットとなるユーザーに絞って広告を掲載することができるため、アカウントに関心のある質の高いユーザー獲得が可能です。
このユーザーごとにセグメントを分けて広告配信した事例が以下となります。
弊社運用案件での成功事例
トーチライトが運用しているアカウントで、友だち追加広告・スタンプ・自然流入(検索・LINE公式アカウントリスト・Webサイトなど外部流入)と流入経路別に分けて配信し、実際の開封数やクリック数など一覧化して分析してみました。
すると、友だち追加広告は自然流入経路と同等かそれ以上に開封率とクリック率が高い結果が出たのです!
この結果から友だち追加広告(CPF)で獲得したユーザーは、友だち追加広告をきっかけに公式アカウントに興味・関心を持ち、自らの意志で友だち追加したため、メッセージの反応率が良かったと考えられます。
また、友だち追加をした直後はメッセージ配信の反応が高いという実績もあるので、LINE公式アカウント管理画面で設定できるオーディエンス機能やステップ配信を活用し、より興味・関心の高いユーザーに対して積極的にメッセージを送ってみるのも良いかもしれません。
広告運用のポイント
ここまではセグメントを用いた事例についてご説明しましたが、他にも運用にあたってのポイントがいくつかあります。特に、入札単価の調整や効果的な配信期間の設定、そして運用の改善手法が欠かせません。これらの要素を適切に管理することで、広告の効果を最大化し、投資対効果(ROI)を高めることが可能です。
ここからは、これらの重要なポイントについて詳しく解説します。
入札単価の調整
入札単価の調整は、LINE友だち追加広告の運用において重要な要素です。効果的な入札戦略を構築することで、限られた予算内で最大限の広告効果を引き出すことが可能になります。また競合他社との価格競争において優位に立ち、広告の表示効果を最大化するための基盤を築くことができます。
オークション形式を理解する
オークション形式の理解は、入札単価の調整を行う上で基本となります。広告枠の入札において、競争力のある単価設定を考慮することが、効果的な配信を実現するための鍵となります。
効果的な表示のための入札戦略
効果的な表示のための入札戦略には、季節やイベントに合わせた柔軟な調整が重要です。ターゲットユーザーの行動パターンを踏まえた戦略設定を行うことで、より高い広告効果を見込むことができます。
配信期間の設定
ここでは広告キャンペーンの配信期間設定について解説します。具体的には、キャンペーンを3カ月以上にわたって配信することの推奨理由や、増やしたい友だち数と予算の関係性について説明します。また、効果的なキャンペーン期間の設計方法や、適切な期間設定による効果最大化の方法についても触れ、長期的な視点での広告運用の重要性を強調します。
3カ月以上の配信推奨
3カ月以上の配信推奨は、ユーザーの購買サイクルを考慮した持続的な接触を可能にします。長期間にわたり広告を配信することで、ブランド認知の向上と継続的な友だち追加が期待できます。
増やしたい友だち数と予算の関係
増やしたい友だち数と予算の関係を明確にすることは、効果的なキャンペーン運用の基本です。希望する友だち数に対して適切な予算を設定することで、目標達成をより現実的なものとします。
運用の改善
「運用の改善」では、クリエイティブ、ターゲティング、入札といった主要な要素をどのように改善していくかについて具体的な方法を提供します。また、運用の改善サイクルを策定し、継続的に広告効果を監視・調整するための手法を紹介します。これにより、配信効果を最大化し、自社の広告運用を持続的に向上させるための指針を提供します。
クリエイティブ、ターゲティング、入札の改善
クリエイティブ、ターゲティング、入札の改善は、広告運用を継続的に最適化する上での必須プロセスです。顧客のフィードバックや市場の変化に応じて、これらの要素を常に見直すことで、広告の成果を持続的に向上させます。
特にクリエイティブは、広告の視認性を向上させるための核心です。ユーザーに訴求力のあるデザインとメッセージを利用し、コンバージョン率を向上させましょう
配信効果の最大化
配信効果の最大化を達成するためには、定期的なデータ分析と戦略の見直しが重要です。ターゲティングの精緻化やクリエイティブのリフレッシュを行うことで、長期的な広告効果を確保します。
友だち追加広告(CPF)でお悩みの際はTeLASへ
いかがでしたか?今回は、友だち追加広告(CPF)を活用するメリットを弊社の事例を交えてお伝えしました。
お金をかけず地道に友だちを増やすことももちろん大切ですが、この友だち追加広告(CPF)を施策のひとつとして利用すると、興味・関心があるユーザーからの反応が得られる可能性が高く、より効率的にLINE公式アカウントを運用することができるのです。
また最新のトレンドを把握し、ターゲティング、クリエイティブ、入札単価の調整を行いながら、持続的な改善を続けることで、最適な広告戦略を展開していきましょう。
「ひとりで戦略を考えるのは難しい」と感じる方は、ぜひLINEコンサルティングサービス「TeLAS」にご相談ください!
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また、API対応ツールであるメッセージ管理ソリューション「DialogOne®」のご提供も可能です。