LINE公式アカウントのクーポン機能とは?|使い方や効果的な活用方法もご紹介!

「LINE公式アカウント」は多くの企業でマーケティング施策として活用されています。
オンライン・オフラインに関わらず、新規顧客獲得、顧客ロイヤリティを向上させるためにLINE公式アカウントを運用している企業が多いのではないでしょうか?
本記事ではLINE公式アカウントのクーポン機能の使い方、活用方法をご紹介します。LINE公式アカウントを活用した集客施策や販促施策を検討されている方に、読んでいただきたい内容です。ぜひご覧ください!
TOPICS
LINE公式アカウントで配布できるクーポンとは?
LINE公式アカウントのクーポンは、LINEを通じてユーザーに配布できるデジタルクーポンです。
これは、友だち追加のインセンティブとして活用することで、新規ユーザーの獲得や来店・購入などのアクションを促すことができます。一般的な紙クーポンと同様に、店舗でクーポン画面を提示したりQRコードを読み取ったりして利用できます。さらに、クーポンコード表示機能を利用すれば、ECサイトやオンラインサービスでもクーポンコード入力によって利用が可能です。
紙クーポンと異なる点は、LINEを通じてクーポンを配布できるため、集客や来店促進に加え、クーポン獲得をきっかけに友だち追加を促し、メッセージ配信対象を増やせることです。店舗とオンラインの両方でユーザーにアプローチできるため、たとえば、店舗利用客に対してECサイトなどオンライン利用を促すメッセージ配信といった施策も実現できます。
クーポンを配布するメリット
LINE公式アカウントでクーポンを活用するとさまざまなメリットがあります。
無料で設定できる
LINE公式アカウントのクーポン機能は、管理画面から無料で設定することが可能です。特別なツールを追加で利用したり、別途費用をかけることなく、LINE公式アカウントの標準機能として提供されています。そのため、手軽にクーポン施策を始めることができ、紙媒体のクーポンを使用していた場合でも、デジタルクーポンへ切り替えることでコスト削減にも繋がるでしょう。アカウントにログインし、画面の指示に従って操作するだけで、簡単にクーポンを作成・発行できます。
使い方が簡単で設定しやすい
LINE公式アカウントのクーポン機能は、その使いやすさが大きな魅力です。LINE公式アカウントの作り方を知っていれば、クーポンを設置する画像を用意するだけで、数分で設定が完了します。普段の業務でITツールに触れない方でも、問題なく使いこなせるように設計されており、LINE公式アカウントの運用を始めたばかりの方でもスムーズに利用できます。
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トークリストに通知が表示される
2024年6月のアップデートで、LINE公式アカウントから配信されたクーポンが、ユーザーのトークリストに通知として表示される機能が追加されました。この機能により、LINE公式アカウントがメッセージを配信する際に「クーポンが届きました」という通知が表示され、ユーザーはクーポンのもらい忘れや期限切れを防ぐことができます。
これは、日常的にLINEアプリを利用するユーザーが、クーポン配信を行うLINE公式アカウントをすぐに見つけられるメリットがあります。
企業にとっては、メッセージ開封率やクーポンの利用率向上が期待でき、大きなメリットとなります。ただし、クーポンURLをテキスト形式で送る場合は表示されないため、利用の際には注意が必要です。この機能は、アカウントの利用率を高めるための重要な機能と言えるでしょう。
効果的に友だち追加を促せる
下記のデータから、クーポン目当てでサービスや店舗を利用したことのある人が多いことがわかります。
ユーザーがクーポンを獲得する際は、友だち追加、またはブロック解除することが必要となるため、友だち追加を促す効果的です。
画像引用:LINE for Business|LINE公式アカウント「クーポン」の効果的な使い方とは?
さらに、LINE公式アカウントの管理画面にある「LINEサービスへの掲載」項目で「掲載する」を選択することで、LINEの公式アカウント一覧やLINEクーポンなど、関連サービスにクーポンを表示することが可能です。これにより、友だちになっていないユーザーにもLINE公式アカウントの友だち追加を促すことができます。
LINE関連のサービスにクーポンを表示するには、下記の条件を満たしている必要があります。
- 認証済みアカウントであること
- 有効期限内のクーポンであること
- 抽選機能を使用していないクーポンであること
画像引用:LINE for Business|LINE公式アカウント「クーポン」の効果的な使い方とは?
また、2023年1月にリリースされたクーポンの新機能「クーポンQRコード」で、友だち追加しているユーザーだけではなく、まだ友だち追加していないユーザーにもクーポンをシェアすることが可能になりました。
クーポンQRコードは、QRコードを読み取るとすぐにクーポン画面へ遷移するため、ユーザーがシームレスに利用できます。また友だちではないユーザーがクーポンQRコードを読み取った場合、クーポン利用と友だち追加が同時にされる仕組みとなっています。店舗をおもちの方は、店頭のレジ横にクーポンQRコードを設置しておくことで、クーポン配布をアピールしつつ友だち追加も促すことができるため、おすすめです。
画像引用:LINE for Business |LINE公式アカウント「クーポン」の効果的な使い方とは?
分析機能を使って、クーポン施策の効果検証が可能
LINE公式アカウントのクーポン機能には分析機能が備わっており、配信したクーポンの利用回数や経路、効果などを確認できます。LINE公式アカウントの管理画面から、どのクーポンがどれくらいの回数利用されたのか、どのような経路でクーポンが確認されたのか、といった情報を詳細に把握できる機能です。この機能を利用することで、クーポン施策の効果を具体的に検証し、より効果的な配信戦略やクーポン内容を検討し、施策の改善に繋げられます。
クーポンの作り方を解説!
まず、LINE Official Managerの管理画面にログインし、「ツール」から「クーポン」を選び、作成をクリックします。
クーポンは、条件なし、抽選、友だち紹介の3種類から選択します。(設定した条件は後から変更することも可能)
条件ごとの設定のやり方は次項でご説明します。
画像引用:LINE for Business
1. 「条件なし」の作成手順
クーポン作成における「条件なし」タイプは、ユーザーが特別な条件を満たすことなくLINEクーポンを獲得し、利用できるシンプルな方法です。
作成手順は以下の通りです。
➀クーポンの獲得条件として「条件なし」を選択
➁クーポン名を入力します。クーポン名はユーザーに表示されるため、ぱっと見て内容がわかる名称にすることが重要です。
➂有効期間を設定
➃画像を設定
画像なしでも設定可能です。無料で使えるテンプレートもあるため、必要に応じて活用しましょう。
➄必要に応じて利用ガイドを設定
内容はデフォルトで入力されていますが、利用ガイドを編集したり追記したりして、利用時の条件を明記できます。
➅LINEヤフーサービスへの掲載を選択
LINEヤフーサービスとは、「LINEクーポン」や「LINEで予約」、LINE公式アカウントのプロフィールなど、LINEヤフーの関連サービスのことを指します。この設定をすると、友だち以外のユーザーにもリーチでき、認知度を拡大することが可能です。ただし、LINEクーポンへの掲載は認証済アカウントのみが利用でき、認証を受けることでより多くのユーザーにクーポンが届くようになります。
➆使用可能回数を設定
⑧クーポンコードの設定
クーポンコードを入力し、割引やキャッシュバックなどのクーポンタイプを選びます。利用条件を任意で入力することも可能です。
⑨クーポンタイプを選択
「割引」や「キャッシュバック」を選択した場合、金額が設定可能です。
これらすべての内容を保存すれば、クーポンの作成は完了です。
作成後のクーポンは、下書き保存の状態であれば編集や削除が可能ですが、一度「保存」すると編集や削除はできません。ただし、発行済みのクーポンでも有効期間の変更や使用停止は可能です。内容をよく確認してから保存してください。
画像引用:LINE for Business
2. 「抽選」の作成手順
獲得条件として「抽選」を選択した場合の作成手順をご説明します。
クーポンを抽選形式で作成する手順は、「条件なし」のクーポンと同様の作成手順と同様に進められますが、抽選機能ならではの設定項目が追加されます。
以下の当選確率や当選者の上限を設定できるようになります。
当選確率では1%から99%までの範囲で当選確率を細かく設定できます。また、当選者の上限は、上限を設けない設定の他、最大999,999人まで設定可能です。
画像引用:LINE for Business
3. 「友だち紹介」の作成手順
獲得条件として「友だち紹介」を選択した場合の作成手順をご説明します。
「友だち紹介クーポン」は、LINE公式アカウントとすでに友だちになっているユーザーが、ほかのユーザーにクーポンの紹介ページをシェアし、紹介された人が対象アカウントを友だち追加すると、「紹介した人」と「紹介された人」の両方がクーポンを獲得できるクーポンです。
このクーポンを作成する手順は以下の通りです。
➀紹介ページの設定
トップ画像や友だちに紹介できる有効期間、注意事項の編集
➁獲得日からの有効期間を設定
獲得日の翌日からカウントされ、最終日の23:59まで有効となります。
画像引用:LINE for Business
➂画像、利用ガイド、クーポンの獲得可能枚数の設定、クーポンコードの入力、クーポンタイプ、利用条件の設定
こちらは最初にご説明した、「条件なし」のクーポンと同様の作成手順と同様に設定を進めます。 クーポンの獲得可能枚数については、上限ありの場合、1〜30枚まで設定できます。 上限なしの場合は、紹介する人は紹介した分だけクーポンを獲得することができます。
すべての設定が完了したら、保存することでクーポンが利用可能となり、編集はできないため注意が必要です。 友だち紹介期間が終了しても、獲得済みのクーポンは有効期間が終了するまで利用可能です。
クーポンを停止(無効化)する方法
LINE公式アカウントで配信したクーポンに誤りがあったり、何らかの理由で停止したい場合は、クーポンの「終了」処理を行います。作成後にクーポン内容の編集や削除はできないため、停止したいクーポンがある場合は「終了」を選択することが重要です。LINE公式アカウントの管理画面からクーポン一覧にアクセスし、該当のクーポン名をクリックして詳細画面を開きます。次に「終了」ボタンをクリックすると、有効期間にかかわらずクーポンを停止できます。
終了したクーポンは「期限切れ・終了」タブに表示されますが、トーク画面やLINE VOOMへの投稿履歴は残ります。しかし、ユーザーがクーポンをタップしても「終了したクーポンです」と表示され、利用できないため注意が必要です。また、LINEクーポンの「お気に入りクーポン」に保存されていた場合でも、獲得先からも削除され、表示が消えます。
企業都合で急遽クーポンを停止する場合は、ユーザーへの影響を考慮し、状況の説明やお詫び、代替クーポンの配信など、適切なフォローを実施することをおすすめします。
LINE公式アカウントのクーポン利用時の注意点
LINE公式アカウントのクーポン利用するにあたって、いくつか注意点があります。次項で詳しくご説明します。
POSシステムやECサイト等の外部データと連携できない
LINE公式アカウントの公式機能として提供されているクーポンは、POSシステムやECサイト等の外部データと直接連携できない点が挙げられます。
そのため、クーポンの利用状況を一元的に管理したい場合は、LINE公式アカウントの管理画面で確認できる利用回数や、ECサイト、POSシステムの売上データなどを手動で照合し、割引や値下げの適用状況を把握する必要があります。このような確認方法では、オペレーションに手間がかかる可能性があります。
また、クーポンの対象商品や会計金額、併用条件など、より詳細な条件を設定して配布したい場合や、会員ランクに応じて異なる割引率のクーポンを配信したい場合は、ECサイトやPOSシステムが持つクーポン機能を活用する方が効率的な運用方法と言えます。自社の公式アカウントでクーポンの効果や利益率を正確に分析し、効率的な配信を目指すのであれば、ECサイトと連携した詳細なデータ管理や条件設定が可能なシステムを利用することもおすすめします。自社のクーポン施策の目的や利用したい条件などを考慮し、適切な配信方法を検討することが重要です。
対象のクーポンの期限を確認
クーポンを配信する際は、対象のクーポンが期限切れになっていないか必ず確認することが大切です。特に、あいさつメッセージに設定しているクーポンは、有効期間が長すぎると、気づかないうちに期限切れになってしまい、ユーザーに利用できないクーポンを配信してしまうケースがあります。そのため、定期的に有効期間を確認し、必要であれば変更するように注意しましょう。また、対象のクーポンが有効であるかを確認するメッセージを送る際にも、期限切れのクーポンではないか事前に確認することが重要です。
クーポン配信におすすめのタイミング
クーポンを配信するタイミングは、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート促進に大きく影響します。適切なタイミングでクーポンを配信することで、ユーザーの購買意欲を効果的に高め、集客や売上向上に繋げることが可能です。具体的な配信のタイミングとしては、友だち追加時やリサーチ実施時、そして特別配信として活用する3つのケースが挙げられます。次項で順番にご説明します。
友だち追加されたとき
友だち追加したユーザーに対して1番最初に自動で配信される「あいさつメッセージ」と一緒にクーポンを配布してみましょう。
友だち追加をしてすぐにクーポンを受け取ることができるので、ユーザーに対して「お得な情報を受け取ることができる」と印象付けることができます。
たとえば、新規で友だち追加したユーザーに対し「今すぐ使える20% offクーポン」を配布することで、ユーザーはすぐに商品の購入やサービスの利用を検討しやすくなります。このタイミングでクーポンを配布することは、リストの獲得と売上アップに直結するため、非常に効果的な利用方法と言えるでしょう。また、あいさつメッセージはメッセージ配信数にカウントされないため、コストをかけずにクーポンを配布できる点も大きなメリットです。
特に、店舗で利用できるクーポンを配布する例では、友だち追加を促しやすくなるだけでなく、購入を迷っている顧客への後押しや、関連商品の同時購入を促すクロスセルにもつなげやすくなります。最適なタイミングを逃さず、効果的にアカウント運用を行うことが、集客力向上に大きく貢献します。
リサーチを実施したとき
リサーチとは、LINE公式アカウントに備わるアンケート機能のことです。この機能の大きなメリットは、回答者へのお礼としてクーポンを送ることができる点です。単に「アンケートに回答してください」と呼びかけるだけでなく、インセンティブが取得できることで、ユーザーの回答率を高める効果が期待できます このように、リサーチ機能とクーポンの組み合わせは、ユーザーに回答を促す強力な動機付けとなり、アカウントのエンゲージメント向上にも繋がる重要な機能です。
特別配信として活用
悪天候などで客足が遠のく日や、特定の時間帯を狙った配信にも適しています。たとえば、飲食店が帰宅時間帯に合わせてクーポンを配信することで、店舗への送客につなげることができます。この利用方法は、ユーザーの行動を促す強力なきっかけとなり、急な企画でもすぐに配信できる点が大きなメリットです。また、特別配信として特定のユーザーグループに絞ってクーポンを送ることも可能で、リピート購入を促進するリンクにも活用できます。LINE公式アカウントのクーポン機能は、悪天候などで客足が遠のく日や、特定の時間帯を狙ったゲリラ的な例での配信にも適しています。例えば、飲食店が帰宅時間帯に合わせてクーポンを配信することで、店舗への送客につなげることができます。この利用方法は、ユーザーの行動を促す強力なきっかけとなり、急な企画でもすぐに配信できる点が大きなメリットです。また、特別配信として特定のユーザーグループに絞ってクーポンを送ることも可能で、リピート購入を促進するリンクにも活用できます。
目的別の効果的なクーポンの活用方法
新規ユーザーの初回購入・利用を促進する
新規ユーザーの初回購入や利用を促進するためには、友だち追加のインセンティブとして魅力的な初回限定クーポンを配信することが効果的です。
たとえば、飲食店の場合、ドリンク1杯無料や20%割引クーポン、小売店であれば会計価格から割引するクーポンなどが有効です。これらのクーポンは、お会計時にその場で手軽に利用できるものが、初回利用のハードルを下げます。
クーポンを効果的に告知し、利用を促す方法として、LINE公式アカウントのあいさつメッセージでの配信がおすすめです。
友だち追加と同時にメッセージとしてクーポンが配信されるため、すぐに利用を促せます。
また、チラシや店頭ポスターにクーポンQRコードを掲載する方法も、店頭での認知拡大に繋がり、友だち追加と同時にクーポンを獲得・利用してもらうことが可能です。
LINEの公式サービスへの掲載も検討し、より多くの新規ユーザーにアカウントの存在を認知してもらいましょう。
クーポンコードを提示する利用方法にすれば、ECサイトなどでも割引が使えます。対象商品や有効期限を明確にすることで、ユーザーは安心して利用できるでしょう。
ユーザーのリピート購入・利用を促進する
ユーザーのリピート購入やサービスの利用を促進するためには、顧客の購買意欲が高まっているタイミングを捉え、適切なメッセージを配信し、割引クーポンを配布することが重要です。
たとえば、店舗での会計時やECサイトでの購入完了直後に、次回の買い物で利用できるお得なコードを案内したり、友だち限定の特典を定期的に配信したりする方法が考えられます。
また、誕生月のような特別なタイミングで個別のメッセージを送り、パーソナライズされた割引を提供することも有効です。これにより、顧客に「また利用したい」と感じてもらい、継続的な利用を促すことができます。
利用を促す方法として、リッチメッセージで配信がおすすめです。リッチメッセージでは、テキストと画像を組み合わせて視覚的にクーポンを訴求することが可能です。
リッチメッセージの設定の際に「タイトル」を入力すると、プッシュ通知やチャットリスト入力したタイトルが表示されます。トーク画面を開かなくてもテキストが表示されるため、「クーポン配布」や「◯円OFF!」というようなユーザーの興味を惹きつけるワードを設定すると開封率が上がる可能性が高まります。
新商品・イベントの認知を広げる
新商品やイベントの認知度を高めるには、LINE公式アカウントのクーポン機能が有効です。利用を促進するキャンペーンとして、商品の無料サンプル配布や割引クーポンの利用を提案する施策が効果的です。これにより、ユーザーは新商品やイベントを気軽に試すことができます。また、抽選機能を活用するキャンペーンを実施することで、目玉商品や新商品のサンプルが当たる機会を提供し、ゲーム感覚で認知を広げることも可能です。期間限定の割引キャンペーンや、特典付きの抽選を活用することで、より多くのユーザーに商品やイベントの存在を有効に知らせ、興味関心を持ってもらえます。
利用を促す方法として、リッチメニューに設置するのがおすすめです。
トーク画面を開くと表示されるリッチメニューは、メッセージ配信とは異なり固定で表示されます。トーク画面の占有率も高く、ユーザーの目に付きやすいため、ユーザーに訴求したい内容を効果的に訴求可能です。このリッチメニューにクーポンを設置することで常にクーポンを表示させることができるため、ユーザーのクーポン使用率が高まります。
LINE公式アカウントのクーポン分析方法
LINE公式アカウントで配布したクーポンの利用状況を確認する方法は、管理画面から簡単に確認できます。
手順は以下の通りです。
➀LINE公式アカウントの管理画面にログインし、「分析」メニューをクリック
➁「クーポン」を選択し、分析したい対象のクーポン名をクリック
ここでは、クーポンの「確認」回数や実際に「使用」された回数、さらには「有効期間」中の利用状況をリアルタイムで把握することが可能です。特に、配布中のクーポンであっても、有効期間中はいつでも使用状況を閲覧できるため、施策の途中経過を把握し、必要に応じて戦略を修正できます。さらに、詳細なデータをダウンロードしたい場合は、CSVファイル形式でダウンロードできる機能が用意されており、データ分析ツールを用いてより深く分析することも可能です。この方法を活用することで、クーポンの効果を具体的に検証し、次回のキャンペーンに活かすことができるため、効果的なマーケティング戦略を構築する上で非常に有効です。
LINE公式アカウントのクーポンについてのよくある質問
クーポンの有効期間が過ぎたら?
クーポンの有効期間が終了すると、そのクーポンは自動的に利用できなくなります。具体的には、ユーザーが期限切れのクーポンをクリックすると「終了したクーポンです」と表示されますので、運用側で有効期間を個別に確認する手間はかかりません。クーポンの有効期間が終了しても、システムが自動で利用不可にするため、運用者は常に最新の有効なクーポンが表示されているか確認するだけで済みます。
クーポン設定に適した画像サイズは?
LINE公式アカウントで利用するクーポンの画像サイズは、ファイル形式がJPG、JPEG、PNGの場合、ファイルサイズは10MB以下で、推奨画像サイズは640px×640pxです。友だち紹介クーポンの紹介ページ画像は、10MB以下の画像をアップロードできます。ユーザー環境を考慮し1MB以下が推奨されています。これらの公式の推奨サイズで設定することで、画質の低下を防ぐことができます。LINE公式アカウントでは、無料で使えるクーポンテンプレートも提供しているので、初心者の方でも簡単に魅力的なクーポンを作成できます。
プロフィールにクーポンがなぜか表示されない
クーポンを作成し、LINE公式アカウントのプロフィールに設定しようとすると、プロフィールに表示されない場合があります。 この原因は、LINEサービスへの掲載設定で「掲載しない」が選択されているためです。プロフィールにクーポンを掲載したい場合は、「掲載する」を選択してください。この設定を「掲載する」に変更することで、クーポンが正常に表示されるようになります。
応用編:クーポン経由の友だちへのメッセージ配信で、リピート促進
クーポン経由で友だち追加したアカウントに対し、利用のお礼とともに、追加で配信するキャンペーンやお得なメッセージを送ることで、リピート促進が期待できます。
すでにクーポンを利用した友だちに絞って配信することで、効率良くリピート利用を促すことができ、メッセージ配信の費用対効果を高めるメリットがあります。
具体的には、オーディエンス機能を活用し、クーポン経由で友だち追加した対象ユーザーを絞り込むことが可能です。
※2024年2月28日以降に友だち追加したユーザーが対象となります。
また、クーポンをきっかけに商品やサービスを試しに利用したユーザーに対しては、ステップ配信を組み合わせ、ブランドや商品の特徴、他のユーザーのレビュー、お得で便利な利用方法を案内することが効果的です。さらに、追加のクーポン(例:20% offクーポン)を配信し、再度購入や利用を促すきっかけを作ると良いでしょう。
おわりに
いかがでしたか?本記事ではLINE公式アカウントのクーポン機能をご紹介しました。クーポンはユーザーにとってお得なサービスになるだけでなく、企業にとっても施策設計することで、集客や販促、ユーザーとの関係構築にも役立ちます。
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