LINE公式アカウント運用を成功に導くためのチェックリストを大公開

LINE公式アカウントは日本国内で非常に多くのユーザーに利用されており、企業にとっては顧客と直接コミュニケーションを取るための重要なツールです。
企業の担当者様は以下のチェックリストを活用することで、LINE公式アカウントの効果的な運用が可能になります。
本記事を通して、LINE公式アカウントの運用のポイントを掴んでいきましょう!
LINE運用を成功させる!チェックリスト
チェックリストは大きく3つのフェーズに分類されます。
①アカウントコンセプトの設計
②設定
③運用
次の章から具体的な内容をご紹介していきます。
アカウントコンセプトの設計
まずはアカウントを運用する上でのLINEの役割やコンセプトを明確にし、全体的な設計を行いましょう。
■LINEの役割を明確にする
LINE公式アカウントを活用することで実施したいことはなにか、どのようなアプローチを行うかなどを設定することで、LINEの活用目的を定めます。
【例】
・ブランド認知の向上
・売上向上
・ECサイトの訪問数向上
■運用する上でのKGI・KPIを定める
過去のデータなどをもとに、ゴールとなる指標を明確にしましょう。
主に2つのゴールを設定することが一般的です。
①LINEのKGI
【例】
・ブランド認知度
・サイトアクセス数
・LINE経由のECサイトの売上額
②LINEのKPI
【例】
・ターゲットリーチ数・率
・キャンペーン参加数・率
・コンバージョン数・率
ここからは上記のようなKGI・KPIの設定方法を簡単に説明しますね。
突然、LINEのKGI・KPIを定めようとしても難しいかと思います。なぜなら会社内の施策はLINEだけではないからです。以下の図を参考に、分解して考えてみましょう。一般的には会社全体のKGIに沿って、各事業部や部署にKGIがおろされています。
その中でLINEはイチ部署が行う、イチ施策であり、部署のゴール(KGI)を踏まえて、決められている施策のKPIからLINEのKGIを決める必要があるということです。
LINEは一つの施策ですから、他施策の期待効果も加味してKPIを決めていきましょう。なおKPIはシンプルで具体的な数値等であるほうが、運用しやすく効果もわかりやすいため、例で記載したようなものがおすすめです。
■ターゲットを定める
接点をもちたい顧客の層を明確にすることで、効果的なメッセージ配信やキャンペーンを実施できます。LINE公式アカウントでは、ターゲットを絞ったセグメント配信も実施でき、年齢、性別、来店回数などで細かくターゲットを設定することが可能です。LINEに限らずですが、ペルソナの設定やカスタマージャーニーに落とし込んでターゲットを把握することも有効的な手段です。
【例】
・20代のファッション好きな女性
・小さいな子供のいる30代の男性
上述した3つのリスト以外にも、市場調査や、KGI・KPIを達成にかける期間・予算管理などもこの段階で見直せると理想的です。
設定
LINE公式アカウントのプロフィール設定は、運用の成功に関わる部分です。多くの企業が「なんとなく設定」してしまいがちな箇所ですが、ブランドや提供するサービスをしっかりと伝えるためには、丁寧な設定が欠かせません。適切に設定を行うことで、運用効果を高めていきましょう。
■初期設定(アカウント紹介)を丁寧に行う
プロフィール画像や背景画像は視覚的な印象を与えるため、ブランドに合わせたデザインを選べているか、オフィシャルホームページとの一貫性はあるか、細かいところまで意識しましょう。
画像参照:LINEヤフー for Business
■友だち追加後の導線を設計する
あいさつメッセージや応答メッセージの設定も欠かせません。初回の接触で良い印象を与えるために、ユーザーに向けた感謝の気持ちや、今後得られる情報の価値を示すことが大切です。このタイミングでクーポンを配信すると、次の接点も明確になりためブロックされにくくなります。友だち追加直後はユーザーの鮮度が高いため、ここでネクストアクションを促しましょう。
■定常的に見たくなるリッチメニューを設ける
リッチメニューやボタンの配置も考慮するポイントです。友だちが求める情報に、簡単にアクセスできるような設計を心がけることで、友だち視点での利便性を向上できます。全体的に、友だちが楽しめる体験を提供することが、長期的な関係構築につながります。
運用
最後にチェックするのは、実際の配信・運用フェーズに関する内容です。
■配信タイミングを見直す
受け取る友だちにとってノイズにならないようなタイミングで配信していきましょう。最も意識したいのは、友だちのライフサイクルに応じたタイミングで配信することです。理想のタイミングでメッセージを受け取ることは、来店率やブロック率にも影響するため、タイミング設計は非常に重要です。
配信タイミングを最適化するためにすぐにできることは、自社の配信数値分析です。
単純に開封率が高かった結果だけで次のタイミングを決めるのではなく、ターゲット別や訴求カテゴリ別など、複合的に見て効果の良いと想定される時間の仮説立てをしていきましょう。同じターゲットや訴求カテゴリで比較したとき、効果の良い配信時間は違うため、仮説は変わってくるかと思います。
配信タイミングを最適化していくには、仮説をいくつか立てて検証をしていくことが重要ですので、今一度自社の数値を確認してみてください。
■配信するコンテンツの細部に気を配る
昨今のマーケティングでは、コンテンツの質も同様に重視されるため、価値のある情報を提供することも必要不可欠です。なんとなく手元にある情報を発信するのではなく、ユーザーの生活に役立つ情報やお得な情報を盛り込んでいくと良いでしょう。
■メッセージの読みやすさを意識する
長文を避け、1吹き出しに収まる程度の文字数にまとめることで、受け取りやすくする工夫が効果的です。場合によっては、詳細な情報はサービスサイト等に誘導することも考えると良いでしょう。
この機会に、サイトへ誘導するようなテキストメッセージを友だちがクリックしたくなるように“画像”にしてみましょう。通常CTAと呼ばれる箇所で、「詳しくはこちら」などのテキストがよく見られます。
ここにも工夫ポイントがあります。視認性のある大きさや色を取り入れ、画像をタップしたくなるようなクリエイティブを心がけると、よりサービスサイトへの誘導が期待できます。
■KPI数値に基づき、配信結果を分析・確認する
設定・配信して満足していませんか?リッチメニューのクリック数やプロフィールの表示数値などを確認し、設定した内容が友だちに適切な内容だったのか振り返りをしましょう。またメッセージ配信後は開封率やクリック率、予約数などの数値結果を確認することが重要です。友だちの反応を分析し、配信内容を見直すことで運用の質を向上させることができます。
またどの内容が反響を得たか、どの時間帯に開封率が高いかなどを把握するためには、データ分析が欠かせません。積み重ねたデータをもとに、改善点を明確にして今後の運用方針を調整することでKPIの達成につながります。
LINE公式アカウント運用にはチェックリストの活用がおすすめ
いかがでしたでしょうか?今回はLINE公式アカウントの運用を見直すきっかけとなる、チェックリストをご紹介しました!
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