【LINE公式アカウントの新機能】友だち紹介クーポンの使用方法を解説!

LINE公式アカウントに新たな機能として「友だち紹介クーポン」が加わったことをご存じでしょうか。この新機能は、既存の友だちが新規の友だちを紹介することで、双方に特典が付与される画期的なシステムです。これにより、企業や店舗は効率的に新規顧客を獲得できるだけでなく、既存顧客との良好な関係を維持し、さらに深めることが可能になります。
本記事では、この友だち紹介クーポンの具体的な使用方法から、その魅力、そしてビジネスに与えるメリットまでを徹底的に解説していきます。クーポン設定における注意点や効果的な活用事例も紹介しますので、ぜひ貴社の集客戦略に役立てていただければ幸いです。
TOPICS
LINE友だち紹介クーポンとは?その魅力と仕組み
LINE友だち紹介クーポンは、LINE公式アカウントの友だちが、まだ友だちになっていないユーザーに公式アカウントを紹介し、新規ユーザーが友だち追加をすると、紹介者と新規友だちの両方にクーポンが付与される仕組みです。この機能により、ユーザー同士の口コミが促進され、企業や店舗は効率的に新規顧客を獲得し、既存顧客との関係を強化できるというメリットがあります。クーポン獲得からシェアまでLINE上で完結するため、手軽に利用できる点も魅力です。
引用元:https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-create/
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友だち紹介クーポンの基本概要
友だち紹介クーポンは、LINE公式アカウントの「クーポン」機能の1つとして提供されています。従来のクーポンが友だち追加した人なら誰でも利用できる「条件なし」や、抽選で当たる「抽選」タイプだったのに対し、友だち紹介クーポンは「友だち紹介」という特定の獲得条件が設定されています。この機能は、既存の友だちがクーポンの紹介ページを他のユーザーにシェアし、紹介されたユーザーが対象のLINE公式アカウントを友だち追加すると、紹介したユーザーと紹介されたユーザーの両方にクーポンが付与されるのが特徴です。クーポンは「割引」「無料」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」の5つのタイプから選択して作成でき、店舗やサービスに合わせて柔軟に設定できます。
友だち紹介クーポンのメリット
友だち紹介クーポンを導入することで、事業者にはさまざまなメリットが期待できます。新規顧客の獲得促進はもちろん、広告コストの削減、認知度向上、そして顧客基盤の継続的な拡大に繋がります。特に、友だち経由での追加は、質の良いファン獲得に繋がりやすい傾向がある点が魅力です。
1.広告コストの削減が期待できる
友だち紹介クーポンを活用することで、広告コストを大幅に削減できる可能性が高まります。クーポンをきっかけに既存の顧客、つまり現在のLINE友だちが、まだ友だちになっていない新規の顧客を呼び込む「口コミ」や「紹介」のサイクルが生まれるため、新たな広告費用をかけずに新規顧客を獲得できる点が大きなメリットです。通常、新規顧客を獲得するには多額の広告費が必要となる場合が多いですが、この機能を使えば、ユーザー間の自然な紹介によって効率的な集客が可能となります。また、企業側が準備するのはクーポンの設定とその周知のみであり、実際の紹介は友だちが行うため、運用コストも抑えられます。
2.認知拡大や信頼度の向上が見込まれる
友だち紹介クーポンは、広告ではリーチしにくい層への認知拡大に貢献します。ユーザー同士の口コミや紹介を通じて情報が伝わるため、商品やサービスの認知度が自然な形で向上するだけでなく、紹介という経路を通ることで新規ユーザーは安心してアカウントを追加できます。友人や家族といった信頼関係のある人からの紹介は、企業が発信する広告よりも信頼性が高く受け取られる傾向があるため、ブランドイメージや信頼度の向上にも繋がります。結果として、これまで接点のなかった層へアプローチし、より質の高い友だち獲得が期待できるでしょう。
3.紹介者・被紹介者双方にメリットがある
友だち紹介クーポンの特徴は、紹介する側(既存のLINE友だち)と紹介される側(新規のLINE友だち)の双方にメリットがある点です。紹介した既存ユーザーは、紹介によって友だちが追加されるとクーポンを獲得でき、紹介された新規ユーザーも友だち追加と同時にクーポンを入手できます。この「二重のメリット」があることで、ユーザーは積極的に友だちを紹介するインセンティブが働き、クーポンの活用が促進されます。特に、紹介された友だちがクーポンを利用して商品やサービスを体験し、その満足度が高ければ、リピーターとなる可能性も高まります。双方に利点があることで、友だち追加の行動を促しやすくなるのです。
友だち紹介クーポンの獲得・使用方法
LINE友だち紹介クーポンは、既存の友だちと、紹介されて新規で友だちになったユーザーで獲得・使用方法が異なります。事業者側がスムーズな案内ができるよう、それぞれのユーザー側の視点でのフローを把握しておくことが重要です。ユーザーはLINEのメッセージを通じてクーポンをシェアし、友だち追加をすることで簡単にクーポンを獲得できます。
友だち紹介クーポンを獲得するには〜既存の友だち編〜
既存の友だちが友だち紹介クーポンを獲得するには、まずLINE公式アカウントから配信された友だち紹介クーポンのメッセージをタップします。配信された時点ではまだクーポンを使用することはできず、ここからさらに別の友だちへ紹介ページをシェアする必要があります。
紹介ページには「友だちに紹介」ボタンが表示されるので、それをタップして共有したい友だちにLINEメッセージで送ります。紹介された友だちが送られてきたリンクから公式アカウントを友だち追加すると、紹介した既存の友だちにも自動的にクーポンが送付される仕組みです。
これにより、紹介者側は努力に見合った報酬としてクーポンを受け取ることができ、次の紹介行動にも繋がりやすくなります。
友だち紹介クーポンを使用するには〜紹介された友だち編〜
紹介された友だちが友だち紹介クーポンを使用するには、まず既存の友だちから送られてきた紹介ページのリンクをタップします。開かれた紹介ページには「友だち追加してクーポンを獲得」というボタンが表示されているので、これをタップしてLINE公式アカウントを友だち追加します。友だち追加が完了すると、自動的にクーポンが自分のLINEに付与され、利用できるようになります。
このように、紹介された側も簡単なステップでクーポンを獲得できるため、新規の友だち追加を促進する強力なインセンティブとなります。クーポンは、商品やサービスの体験を促し、その後のリピート利用に繋げるための重要なツールとして機能します。
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友だち紹介クーポンの具体的な設定方法
友だち紹介クーポンの設定はLINE公式アカウントの管理画面から比較的簡単に行うことができます。設定時にはクーポンの内容だけでなく獲得上限数や紹介期間などの細かな設定も重要です。これらの設定を適切に行うことでより効果的なキャンペーンを実施できます。
LINE公式アカウントでのクーポン作成手順
LINE公式アカウントで友だち紹介クーポンを作成するには、まずLINE公式アカウントの管理画面にログインします。
管理画面の左側メニューから「ツール」または「クーポン」を選択し、その後「クーポンを作成」または「作成」ボタンをクリックして新規クーポン作成画面に進みます。クーポン作成画面では、クーポンのタイプとして「友だち紹介」を選択します。
その後、クーポン名、有効期限、割引額や特典内容など、通常のクーポンと同様に詳細を設定します。割引、無料、プレゼント、キャッシュバックなど、提供したい特典に合わせてタイプを選択し、店舗やサービスに合わせた内容で設定しましょう。プレビュー画面で実際に紹介する際の表示を確認できるため、設定内容に誤りがないか事前にチェックすることが重要です。既存の友だちからの紹介によってクーポンが獲得できる仕組みが整います。
設定時の注意事項とポイント
友だち紹介クーポンを設定する際には、いくつか注意しておくべき点や、効果を最大化するためのポイントがあります。これらの点を理解しておくことで、トラブルを避けつつ、より戦略的なキャンペーンを展開できます。特に、クーポンの配布数や期間、そして紹介者と被紹介者への対応については、事前に検討しておくことが重要です。
クーポン獲得数の上限設定
友だち紹介クーポンでは、紹介したユーザー(既存の友だち)が獲得できるクーポンの枚数に上限を設定できます。一人のユーザーが無限にクーポンを獲得し、クーポンを乱用することを防ぎ、より多くの既存ユーザーに紹介を促すことができます。
例えば、「紹介成功につき1枚、最大5枚まで」といった設定が可能です。この設定は、予算や提供できる特典の数に合わせて慎重に検討しましょう。なおこの点は友だち紹介クーポン特有の機能であり、通常のLINE公式アカウントのクーポンでは、ユーザーが複数枚獲得できるような上限設定はできません。適切な上限設定は、クーポンの価値を保ち、キャンペーンの健全な運用に繋がります。
紹介期間の設定
友だち紹介クーポンには、紹介期間を設定することが可能です。これは、クーポンが有効となる期間ではなく、紹介キャンペーンを実施する期間を指します。特定の期間に集中して新規顧客を獲得したい場合や、季節ごとのイベントに合わせてキャンペーンを実施したい場合に有効です。
例えば、新商品の発売に合わせて期間限定で紹介キャンペーンを実施したり、閑散期に集客を強化するために紹介期間を設けたりすることが考えられます。紹介期間を設定することで、ユーザーに「今がチャンス」という意識を持たせ、紹介行動を促進する効果が期待できます。キャンペーンの目的と期間を明確にし、それに合わせた設定を行うようにしましょう。
紹介者・被紹介者でクーポン内容を変えられない点
友だち紹介クーポンの設定における重要な注意点の一つとして、紹介したユーザー(既存の友だち)と紹介されたユーザー(新規の友だち)とで、クーポンの内容を個別に変更できない点が挙げられます。つまり、紹介者には「1000円割引クーポン」、被紹介者には「20%オフクーポン」といった形で異なる特典を提供することはできません。双方に同じ内容のクーポンが付与されることになります。このため、クーポンの特典内容は、紹介者と被紹介者の双方にとって魅力的であるように慎重に検討する必要があります。両者が平等に恩恵を受けられるようなバランスの取れたクーポン内容を設定しましょう。
紹介人数によってクーポン内容を変えられない点
友だち紹介クーポンでは、紹介する人数に応じてクーポンの内容を変更することはできません。例えば、「1人紹介で500円オフ、3人紹介で1000円オフ」のように、紹介した人数の多さに応じて特典をアップグレードするといった柔軟な設定はできない点に留意が必要です。これは、システムの都合上、一律のクーポンが付与される仕組みになっているためです。そのため、より多くの紹介を促したい場合は、クーポン内容の魅力を高めることに加えて、紹介人数のランキングキャンペーンを別途実施したり、特定の紹介人数達成で別の特典を付与したりするなど、別の施策と組み合わせることを検討すると良いでしょう。この制約を理解した上で、最も効果的なクーポン内容を検討することが重要です。
誰が誰に紹介したか特定できない点
LINE友だち紹介クーポンは、誰が誰に紹介したかを個別に特定する機能は備わっていません。既存の友だちが紹介リンクをシェアし、そのリンクから新規ユーザーが友だち追加した場合、システム上で「紹介があった」という事実は認識されますが、具体的にどの友だちがどの友だちを紹介したかまでは追跡できない仕組みになっています。このため、紹介人数のカウントや、紹介者への個別のお礼メッセージといった、よりパーソナルな対応を細かく行いたい場合には、別途、例えばGoogleフォームなどを活用した登録システムを導入するといった工夫が必要になります。この点を理解し、必要に応じて補助的なツールや仕組みを検討することで、よりきめ細やかなキャンペーン運用が可能になります。
友だち紹介クーポンの活用事例
友だち紹介クーポンは、業種を問わず幅広いビジネスで活用が可能です。顧客の来店促進や新規顧客の獲得、さらには既存顧客のリピート率向上につながるなど、その活用方法は多岐にわたります。ここでは、具体的な業種ごとの活用事例を通じて、友だち紹介クーポンの効果的な利用方法を紹介します。
ショッピング・小売業での活用方法
ショッピング小売業では、友だち紹介クーポンをリピーターの増加や新規顧客の獲得に効果的に活用できます。例えば、既存の友だちが新しい友だちを紹介し、その新規友だちが公式アカウントを友だち追加することで、「全品10%OFFクーポン」や「お買い物500円OFFクーポン」を双方にプレゼントするといった方法が考えられます。特に季節の変わり目やセール時期にこのクーポンを提供することで、来店促進や購入意欲の向上に繋がりやすくなります。また、オンラインストアを運営している場合は、紹介クーポンをフックに友だち追加を促し、オンラインでの購入を促進することも可能です。紹介を通じて商品の認知度が高まり、新規顧客が安心して購入できるきっかけを提供できます。
飲食店での活用方法
飲食店では、友達紹介クーポンを集客やリピーター促進に活用できます。例えば、既存顧客に「友達紹介で1品無料」や「紹介された友達は初回ドリンク1杯無料、紹介した友達は次回使える割引クーポン」といった特典を提供することで、既存顧客の来店頻度を上げつつ、新規顧客の獲得にも繋げることが可能です。また、ランチタイムやディナータイムなど、特定の時間帯に限定したクーポンを発行することで、ピーク時の集客を強化したり、閑散期の来店を促したりすることもできます。新規顧客が友達の紹介で来店し、お得な体験をすることで、リピーターになる可能性も高まるでしょう。
教育・習い事での活用方法
教育習い事の分野では、友達紹介クーポンを活用して新規生徒の獲得や継続利用の促進を図ることができます。例えば、「レッスン費用1,000円OFF」や「入会金半額」といった紹介クーポンを配布し、趣味や興味が近しいグループ内での口コミを促進する施策が有効です。既存生徒が友人や家族を紹介することで、新規生徒が入会しやすくなり、また、紹介した生徒も割引などのメリットを受けられるため、継続的に通うモチベーションにも繋がります。特に、英会話教室やフィットネスジムなど、継続利用が重要なサービスにおいては、紹介制度と組み合わせることで、生徒数の安定した増加が期待できます。体験レッスンの申し込み時に紹介クーポンを利用できるようにするなど、導入へのハードルを下げる工夫も効果的です。
その他の業種での活用例
友だち紹介クーポンは、上記以外にも多種多様な業種で活用が可能です。例えば、美容室やネイルサロンでは、新規集客や既存顧客の掘り起こしに活用できます。友人紹介を条件に施術料金の割引クーポンを提供することで、新規顧客の集客を促進し、口コミによる信頼性の高い集客が期待できます。宿泊施設では、紹介された新規顧客に宿泊費割引クーポン、紹介した既存顧客に次回宿泊時に利用できる特典クーポンを配布し、新規顧客の獲得とリピーターの育成を同時に目指せます。アミューズメント施設では、園内で利用できるお買い物500円OFFクーポンなどを配布し、来園のきっかけ作りや友だち増加施策として実施することが可能です。これらの事例からわかるように、友だち紹介クーポンは、業種やサービス内容に合わせて柔軟な特典を設定することで、幅広いビジネスに貢献できる汎用性の高い機能といえるでしょう。
友だち紹介クーポンとDialogOne®︎の連携でさらに効果的に
友だち紹介クーポン単体でも高い効果が期待できますが、Hakuhodo DY ONEが提供するDialogOne®︎のようなマーケティングソリューションと連携することで、その効果をさらに最大化できます。DialogOne®︎はLINE公式アカウントへの流入経路を計測する機能を提供しており、友だち紹介クーポンと組み合わせることで、より詳細な分析と効果的な施策の実行が可能になります。単なる友だち増加だけではなく、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上にも繋がる可能性があるため、ぜひ活用を検討してみてください。
※1:株式会社トーチライトは株式会社Hakuhodo DY ONEのグループ企業です。
友だち紹介クーポンを有意義に活用しよう
LINE公式アカウントの友だち紹介クーポンは、新規顧客の獲得、既存顧客のリピート促進、広告コストの削減に繋がる有効な機能です。ユーザー間の口コミを促進し、企業やブランドの認知度向上にも貢献します。本記事で解説した設定方法や活用事例、DialogOneとの連携によって、その効果を最大限に引き出すことが可能です。貴社のLINE公式アカウント運用に友だち紹介クーポンを取り入れ、ビジネスの成長を加速させてください。
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