LINE公式アカウントのロゴ ダウンロード方法と使い方・注意点
LINE公式アカウントを運用する上で、Webサイトや印刷物などの販促物にロゴを使用する機会は多くあります。
ただし、ロゴの利用には詳細なガイドラインが定められており、正しい知識がないまま使用すると規約違反になる可能性があります。
この記事では、LINE公式アカウントのロゴを公式サイトからダウンロードする手順や、ロゴ利用時の具体的な注意点、効果的な活用事例について解説します。
TOPICS
まずは確認!LINE関連で利用できるロゴの種類
LINE関連のロゴには、一般的に知られているアプリアイコンのほか、LINE公式アカウント専用のテキストロゴやLINEポイントのロゴなど、複数の種類が存在します。
それぞれのロゴは用途や目的が異なるため、利用シーンに応じて適切なものを選択する必要があります。
販促物やWebサイトでアカウントを告知する際は、これらの違いを正しく理解し、ガイドラインに沿って使い分けることが求められます。
LINEアプリのアイコン
LINEアプリのアイコンは、緑色の背景に白抜きで「LINE」と表記された、一般的に最も広く認知されているマークです。
このアイコンは、主にLINEアプリそのものへリンクする場合や、コミュニケーションツールとしてLINEを利用していることを示す際に使用されます。
例えば、企業のウェブサイトやアプリケーション内で、問い合わせ窓口としてLINEへの導線を設置する箇所に配置することが考えられます。
ただし、このアプリアイコンを自社のLINE公式アカウントを示す目的で単独使用することは推奨されていません。
LINE公式アカウントの告知には、後述する専用のテキストロゴを利用するのが適切です。

LINE公式アカウントのテキストロゴ
「LINE公式アカウント」という文字が含まれたテキストロゴは、企業や店舗が運用するLINE公式アカウントの存在をユーザーに示すために使用します。
このロゴは、Webサイト、名刺、ポスター、チラシなど、さまざまな媒体でアカウントの友だち追加を促す際に活用できます。
ロゴを利用することで、ユーザーはそれが個人アカウントではなく、企業や店舗の正式な情報発信源であることを一目で認識可能です。
公式サイトからダウンロードできるデータには、日本語や英語表記、さらには「友だち追加」ボタンのデザインなどが含まれており、用途に応じて最適なものを選択して配置します。
LINE公式アカウントのロゴを公式サイトからダウンロードする手順
LINE公式アカウントのロゴは、必ず公式サイト内のロゴガイドラインページからダウンロードする必要があります。
インターネット上の他のサイトから取得した古いデータや、第三者が作成した非公式のロゴを使用することは規約違反となる可能性があるため避けるべきです。
公式サイトでは、ロゴデータだけでなく、利用に関する詳細なガイドラインも提供されているため、ダウンロードする際には必ず内容を確認し、ルールを遵守して利用することが重要です。
ダウンロードする際は、LINEロゴガイドラインにアクセスし、必要なデータをダウンロードできます。
要注意!ロゴ利用時に必ず守るべきルール
LINE公式アカウントのロゴ利用には、ブランドイメージを維持するための厳格なガイドラインが定められています。
これらのルールを知らずにロゴを使用すると、意図せず規約違反となり、アカウントの利用停止などのペナルティを受ける可能性があります。
ロゴの色や形の変更、指定された余白の無視、不適切な配置などはすべて禁止事項です。
ロゴを使用する前には必ず公式のガイドラインに目を通し、定められた規定を正確に理解して遵守することが不可欠です。
旧LINE@など現在は使用が禁止されているロゴ
LINE公式アカウントは、以前「LINE@(ラインアット)」という名称でサービスが提供されていました。
そのため、現在でも古いWebサイトや印刷物でLINE@のロゴが見られることがあります。
しかし、LINE@のロゴはサービス統合に伴い使用が禁止されており、利用を続けることはガイドライン違反です。
古いロゴを使い続けると、ユーザーに誤った情報や古い印象を与えかねません。
自社の販促物やWebサイトに古いロゴが残っていないかを確認し、見つけた場合は速やかに最新の公式ロゴに差し替える必要があります。
ロゴの色や形を勝手に変更・加工するのはNG
ロゴの色や比率、形を任意に変更するなどの加工は一切認められていません。
例えば、ロゴを回転させたり、影やフチ取りなどの装飾を加えたり、指定色以外に変更したりする行為は禁止されています。
ブランドの公式なイメージを損なう恐れがあるため、提供されているロゴデータはそのままの状態で使用しなければなりません。
ただし、モノクロ印刷など媒体の特性上カラーが使えない場合に限り、指定された黒一色や白抜きのロゴデータを利用することは可能です。
どのような場合でも、定められたデザイン規定の範囲内で使用することが求められます。

定められた余白(アイソレーション)と最小サイズを守る
ロゴの周囲には、他のデザイン要素や文字などが入り込まないように、一定の余白(アイソレーション)を確保することが義務付けられています。
この余白は、ロゴの独立性と視認性を保ち、ブランドイメージを正しく伝えるために不可欠です。
ガイドラインでは、ロゴのサイズに応じた余白の最小値が具体的に定義されています。
また、ロゴが小さすぎて識別できなくなることを防ぐため、最小表示サイズも定められています。
Webサイトや印刷物でロゴを使用する際は、これらの規定を遵守し、ユーザーがロゴを明確に認識できる状態で表示することが重要です。

複数のロゴや自社のシンボルと並べて使う際の注意点
LINE公式アカウントのロゴを使用する際は、ブランドの独立性を保つための厳格なガイドラインが存在します。LINE公式アカウントのテキストロゴと、自社のロゴを併用することは原則として禁止されています。そのため、他のロゴと並列に配置する際の推奨される間隔を示すガイドラインは存在しません。
また、自社のシンボルマークとLINEのロゴを組み合わせて使用することや、LINEのロゴを囲んだり一体化させたりするデザインも禁止されています。ロゴの変形、加工、色の変更、装飾(影、縁取り、立体表示)なども認められていません。 視認性を確保し、ブランドの独立性を保つため、LINEロゴの周囲には他の要素と干渉しないよう、十分なアイソレーションスペース(余白)を確保する必要があります。
文章の途中にロゴを配置することは原則禁止
LINE公式アカウントのロゴを、文章中の一単語のように使用することは原則として禁止されています。
例えば、「詳細はLINEでご連絡ください」という文章の「LINE」の部分をロゴに置き換えるといった使い方は認められていません。
ロゴはあくまで独立したグラフィック要素として扱う必要があり、テキストと同じ行の中に組み込むべきではありません。
このルールは、ロゴが持つ公式なブランドのしるしとしての価値を保つために設けられています。
ロゴを使用する際は、文章とは明確に区別された位置に配置するようにしてください。
QRコードとロゴを併記するときの決まり
友だち追加を促すために、QRコードとLINE公式アカウントのロゴを一緒に掲載する場面は多くあります。
この際、QRコードのデザイン内にロゴを組み込んだり、QRコードとロゴを一体化させたりする加工は禁止されています。
QRコードとロゴは、それぞれが独立した要素として認識できるよう、十分な間隔を空けて配置しなければなりません。
ユーザーがどちらも明確に視認できることが重要です。
LINEの公式サイトでは、QRコードと「友だち追加」ボタンがセットになったデザイン素材も提供されているため、それらを活用することで、規約を遵守しつつ効果的に友だち追加を促進できます。
プレスリリースなど事前申請が必要になるケース
通常、Webサイトや一般的な販促物でロゴを使用する際に事前申請は不要ですが、特定のケースではLINEヤフー株式会社の許諾が必須となります。
代表的な例としては、テレビCMや大規模な広告キャンペーン、LINEとの提携や共同開発を発表するプレスリリースなどが挙げられます。
また、LINEが提供するサービスと誤認されるような表現や、LINEがその商品やサービスを推奨しているかのような見せ方をする場合も、事前の確認と承認が必要です。
自社の利用ケースが申請の対象か不明な場合は、LINEヤフー株式会社に問い合わせることが推奨されます。
LINE公式アカウントのロゴ活用事例
LINE公式アカウントのロゴは、ガイドラインを遵守した上でさまざまな媒体で活用することで、アカウントの認知度向上や友だち追加の促進に繋がります。
特に、オンラインのWebサイトやブログ、オフラインのポスターやチラシなどで効果的に活用できます。
ここでは、具体的な活用事例を二つのシーンに分けて紹介し、ロゴを使ってユーザーにアカウントの存在を効果的にアピールする方法を解説します。
Webサイトやブログで友だち追加を促す
自社のWebサイトやブログにLINE公式アカウントのロゴや「友だち追加」ボタンを設置することは、オンラインでの友だち獲得に非常に効果的です。
多くのユーザーが訪れるトップページや、関連性の高いコンテンツの末尾に設置することで、自然な形でアカウントへの導線を作れます。
特に、スマートフォンユーザー向けには、ロゴとQRコードを併記するか、タップすると直接LINEアプリが起動するリンクを設定しておくと、スムーズな友だち登録が期待できます。
新商品のお知らせや限定クーポンの告知などと合わせて設置すれば、ユーザーの登録意欲をさらに高めることが可能です。
ポスターやチラシなど印刷物でアカウントを告知する
店舗を運営している場合、ポスターやチラシ、ショップカードなどの印刷物にロゴを掲載することで、来店客に対して直接アカウントの存在を告知できます。
例えば、レジ横やテーブルの上に、ロゴとQRコードを印刷したPOPを設置しておけば、会計時や待ち時間に手軽に友だち登録をしてもらえます。
また、イベントのチラシやダイレクトメールにアカウント情報を記載し、限定情報やクーポンを配信する旨を伝えれば、オフラインからオンラインへの顧客誘導にも繋がります。
印刷物で使用する際は、ロゴの最小表示サイズや色の規定を遵守することが特に重要です。
まとめ
LINE公式アカウントのロゴは、企業や店舗の販促活動において重要なツールです。
ロゴを効果的に活用することで、アカウントの認知度を高め、友だち追加を促進できます。
ただし、その利用には厳格なガイドラインが存在するため、必ず公式サイトから最新のロゴデータをダウンロードし、定められたルールを遵守することが不可欠です。
色の変更や変形などの加工は行わず、指定された余白や最小サイズを守って正しく使用してください。
ガイドラインを理解し適切にロゴを活用することで、ブランド価値を守りながら、LINE公式アカウントの運用効果を最大化できます。
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