LINE公式アカウントのリサーチ機能(アンケート)とは?作り方や効果的な使い方を解説
LINEは、日本国内で非常に多くのユーザーを抱えています。
そのためLINEを活用したリサーチは、幅広いターゲット層に効率的にアプローチできる手法として注目されています。
LINE公式アカウントのリサーチ機能を使うことで、商品やサービスに対するユーザーの意見やニーズを簡単に把握することができ、マーケティング戦略や商品開発に生かすことができます。
今回はリサーチ機能をより効果的に活用する方法や、LINE公式アカウントの「リサーチ機能」と、名称が似ているサービス「LINE リサーチ」との違いも併せてご紹介いたします!
TOPICS
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは?
リサーチ機能は、LINE公式アカウント上でアンケートを作成し、友だちへ配信して回答を集計できる機能です。
この機能を利用することで、商品やサービスに関するユーザーの意見やニーズを効率的に把握できます。

引用元:リサーチ‐LINEキャンパス
LINE公式アカウントの管理画面からリサーチを作成し、選択式や自由回答形式(認証済みアカウントのみ)のアンケートを配信できます。集計されたデータは、今後のマーケティング戦略やサービス改善に活用可能です。
※リサーチの作成はPC版の管理画面からのみ可能
リサーチ機能を活用するメリット
LINE公式アカウントのリサーチ機能を活用するメリットは主に5つあります。
1.アンケートの作成・配信が簡単
2.リアルタイムでのデータ収集
3.ターゲット層への適切なアプローチ
4.インセンティブで参加者を引き付ける
5.マーケティング施策の改善に役立つ
それぞれのメリットについて以下で詳しくご紹介いたします。
1.アンケートの作成・配信が簡単
LINE公式アカウントのリサーチ機能では、事前に用意した質問を簡単に設定し、すぐに既存の友だちへアンケートを配信することができます。
アンケート作成は直感的で簡単に行え、選択肢や自由回答なども組み合わせることで、調査内容に応じた柔軟な設計が可能です。
2.リアルタイムでのデータ収集
LINE公式アカウントを利用することで、多くのユーザーからの回答を得られやすいです。
LINEは、ユーザーが日常的に利用するアプリなので、配信されたアンケートに対してリアルタイムでの回答が期待できます。
3.ターゲット層への適切なアプローチ
LINE公式アカウントを活用すると、既存の友だちに対して直接アプローチができます。
そのため、ターゲットを絞ったリサーチを実施することができ、特定のセグメントに対する意見を集めやすくなります。
例えば、LINE公式アカウントのセグメント配信機能と組み合わせることで、友だち属性や行動履歴に応じたリサーチ配信が可能になります。
4.インセンティブで参加者を引き付ける
アンケートに参加してくれたユーザーには、お礼としてクーポンや特典を提供することができます。
これにより、ユーザーは自分にメリットがあると感じ、より積極的にアンケートに参加してくれる可能性が高くなります。とくに LINEユーザーはクーポンや特典に敏感なため、効果的なインセンティブを設定することが重要です。
5.マーケティング施策の改善に役立つ
収集したデータは、即座にダウンロードして分析することができ、マーケティング戦略やサービス改善に活かすことができます。得られたフィードバックを基に、ユーザーのニーズを深く理解し、今後の施策に反映させることができます。
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リサーチ機能でアンケートを作成する方法
LINE公式アカウントのリサーチ機能でリサーチ(アンケート)を作成する方法は主に以下の5つに分けられます。
1.基本設定
2.紹介ページ設定
3.サンクスページ設定
4.ユーザー属性に関する設定
5.質問設定
1. 基本設定
まずは以下のような基本の項目を設定します。
これらは、メッセージ配信時、最初に表示されるページとなります。
ユーザーの回答を促せるよう、リサーチ名や説明文などは、簡潔でわかりやすい文章を意識しましょう。
- リサーチ名
- リサーチ期間
- メイン画像
- リサーチの説明文
- 公開範囲

引用元:リサーチ‐LINEキャンパス
2.紹介ページ設定
次に、先述で設定したページの「回答する」をタップしたユーザーに表示されるページを設定します。
具体的には、以下の項目を設定していきます。
- アイコン
- トップページの画像
- お問合せ先(任意)
- ユーザーの同意取得
3.サンクスページ設定
アンケートへの参加を促進するために、LINEポイントやクーポンの配布などのインセンティブ(報酬)を用意することができます。
ユーザーに対し、次回購入時に使える特典などを提供することで、アンケートへの参加意欲を高めます。また、アンケートに参加したユーザーの中から抽選で商品をプレゼントするなどのキャンペーンを実施することも効果的です。
4.ユーザー属性に関する質問設定
ユーザー属性に関して設定できる項目は以下の 3 つとなります。
- 性別
- 年齢
- 居住地
引用元:リサーチ‐LINEキャンパス
5.質問設定
実施したいリサーチに合わせて、以下の 3 つから形式を選択し、設問を作成しましょう。
- 単一回答:一つの選択肢のみで回答可能
- 複数回答:複数の選択肢を回答可能
- 自由回答:ユーザーが自由に記述して回答可能

引用元:リサーチ‐LINE キャンパス
リサーチ機能で作成したアンケートの配信方法
LINE公式アカウントの管理画面からメッセージ作成時にリサーチマークをクリックし、リサーチ機能で作成した該当のリサーチ(アンケート)を選択します。
アンケートの説明や協力のお願いを一言添えて、配信先や配信時間を調整し、友だちに向けて配信しましょう。
また、ターゲットを絞り込み、特定のグループにリサーチ(アンケート)を配信することもできます。
目的に合わせて適切なユーザー層に向けて配信を行いましょう。
なお、保存したリサーチ(アンケート)は以下の方法で配信することが可能です。
- メッセージ
- LINE VOOM
- あいさつメッセージ
- 応答メッセージ
※チャットやリッチメッセージからは送れません。
リサーチ機能で作ったアンケートに友だちが回答する流れ
友だちが作成されたアンケートを受け取ると、通知メッセージが表示されます。
この通知をタップすると、リサーチの紹介ページが開きます。そこで内容を確認し「同意して回答する」ボタンをタップすることで、アンケートへの参加が可能になります。回答完了後は、設定されたサンクスページが表示され、お礼のメッセージやインセンティブを受け取ることができます。
アンケートの結果を確認する方法
リサーチ期間が終了した後、アンケートの結果を簡単に確認できます。
LINE公式アカウントの管理画面から、完了したリサーチの一覧に進むと、結果をExcel形式でダウンロードすることが可能です。ただし、回答数が20件未満の場合、結果のダウンロードはできないのでご注意ください。
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リサーチ機能のアカウント満足度調査を解説!
アカウント満足度調査とは
リサーチ機能のアカウント満足度調査は、ユーザーが友だちにアカウントを10段階で評価する機能です。
この機能は90日間に1回、無料で配信でき、配信数にはカウントされません。デフォルトで設定されている質問は「あなたはこのLINE公式アカウントを友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか?」の1問のみで、編集や追加はできません。
この調査はNPS(ネット・プロモーター・スコア)と呼ばれる指標で、顧客ロイヤルティを測る目的で活用されます。調査結果はサービス改善のための重要なデータとして機能し、ユーザーの満足度を把握する上で役立ちます。
利用してみたい方は、サイドメニューの「ツール」>「リサーチ」>「アカウント満足度調査」を選択ください。

引用元:LINEヤフー for business_アカウント満足度調査
アカウント満足度調査の配信する方法
まず、リサーチ機能の中にある「アカウント満足度調査」を選択し、「アカウント満足度調査を実施する」をクリックしましょう。
その後の設定画面で調査の配信先と日時を指定します。配信対象はターゲットリーチが10万人以下の場合は「すべての友だち」、10万人より多い場合は「ランダム抽出」が設定される仕様となります。
配信に関するテキスト入力などはできないため、事前に別途メッセージ配信で調査についてアナウンスすることをおすすめします。
リサーチ機能をさらに充実させる拡張ツール「DialogOne®」
LINE公式アカウントの機能拡張ツール「DialogOne®」を活用すれば、リサーチ機能で収集した回答データと既存の会員データを紐づけや、さらに自由度の高いアンケートの実施や、より高度なデータ分析が可能になります。
「DialogOne®」には、目的や用途によって使い分けができる2つのアンケート機能があります。
ブラウザアンケート:ブラウザ上で行うアンケート
URL からブラウザを立ちあげ、遷移先ページでアンケートを行います。
画像やテキストを任意で組み合わせ、専門的な知識がなくても、テンプレートからデザイン性の高いアンケートページを簡単に作成することができます。質問形式も選択式や記述式などから複数選択することができ、対話型アンケートよりも詳細な情報収集が可能です。
対話型アンケート:LINEトーク上で行う対話形式のアンケート
ユーザーが対象キーワードを発話することでアンケートが開始され、質問内のエリアやボタンをタップすることで、簡単に回答できます。
回答に合わせた質問の出し分けも可能なので、自由にシナリオを作成することも可能です。対話形式で進行するので、ユーザーの回答ハードルを下げてアンケートを実施できます。また LINEのトーク画面内で完結するアンケートなので、ユーザーの途中離脱を防ぐこともできます。

アンケート機能を活用したセグメント配信の実施
ご紹介したようにDialogOne®のアンケート機能を活用することで、LINE上での定期的なアンケート施策を手軽に実施できます。
ユーザーのニーズや興味関心は移り変わりやすいので、最新のユーザー情報をもとに、セグメントの作成や配信設計を行うことが効果的です。

「DialogOne®」では、アンケート以外にも豊富な機能やデータを保有しておりますので、LINE公式アカウントを CRM の起点として活用していくことが可能になります。

少しでもご興味ありましたら、「DialogOne®」について 5 分でわかる資料もご用意しておりますので、お役立てください。
リサーチ機能を活用する際の注意点
本章ではリサーチ機能を活用する際の注意点を5つご紹介します。
注意点を確認し、リサーチ機能を効果的に活用しましょう。
1.リサーチ機能のアンケート設問数には限りがある
2.回答数が少ないと、結果が確認できない
3.回答数が多すぎると、一定以上の回答が確認できない
4.回答者は特定できない
5.未認証アカウントだと「自由回答」が使えない
1.リサーチ機能のアンケート設問数には限りがある
リサーチ機能でのアンケート設問数は、1 度に最大 7 問までの追加となります。
また、自由回答形式の設問を追加するには、認証済アカウントである必要があります。
2.回答数が少ないと、結果が確認できない
回答数が 20 件以上集まらないとリサーチの結果を確認できないため、LINE公式アカウントの友だち数は最低でも 20 名以上必要となります。
ある程度友だち数が必要ですので、注意しましょう。
3.回答数が多すぎると、一定以上の回答が確認できない
一方で、回答数が多すぎると確認できない回答が出てしまう可能性があります。
Excel でダウンロードできる回答結果の最大値は 50,000 行までであり、1 ユーザーの情報を記載するのに 1 行が必要です。こういった仕様のため、50,000 件以降の回答は確認できなくなってしまいます。
※回答数が50,000行に満たない場合であっても、設問や回答内容によってはエラーとなり、ダウンロードできない場合もあります
4.回答者は特定できない
LINE公式アカウントのリサーチ機能は、匿名式のアンケートとして、ユーザーの意向を確認するための機能です。
そのため、LINE公式アカウントの友だち一人ひとりとアンケートの回答を紐づけることはできず、メッセージ配信などには活用ができません。
5.未認証アカウントだと「自由回答」が使えない
先述の通り、未認証アカウントの場合、LINE公式アカウントのリサーチ機能で利用できる回答形式は、「単一回答」と「複数回答」の2種類のみです。
ユーザーが自由に記述できる「自由回答」の機能は、認証済みアカウントでしか利用できません。
もし自由記述形式の項目を活用したい場合は、LINE公式アカウントの認証済アカウントの申請が必要です。法人、個人を問わず誰でも認証アカウントへ申請でき、認証されても追加料金は発生しません。
LINE公式アカウントのリサーチ機能とLINEリサーチの違い
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは別に、LINEヤフー社が提供する「LINEリサーチ」というサービスがあります。
リサーチ機能は、無料プランであるコミュニケーションプランでも利用が可能です。一方でLINEリサーチは、より詳細なアンケート情報を取得することができますが、有料での実施となります(以下参考)。

引用元:LINEヤフー for business_【LINE リサーチ】LINE公式アカウントのフォロワー実態は?コンテンツに満足してる?そんな疑問は調査で解決!
LINE リサーチは、LINEユーザーから募ったモニター700万人以上(※)にLINEでアンケートやインタビューの募集ができる国内最大級のスマートフォン専用リサーチプラットフォームです。
アクティブモニターのうち10~20代の若年層が約半数(※)で、学生向け調査やZ世代への調査もサンプル数や回収スピードを気にせずに実施することが可能です。
※2025年12月時点
LINEのプッシュ通知で配信をするため、モニターがメッセージに気づきやすく、早いレスポンスと高い回収率が期待できます。取得したデータは、新規事業の立案・サービス改善・コンセプト検証など幅広い活用が可能です。
引用元:LINE リサーチ
LINE リサーチが用意している2つのコース
LINE リサーチには、「ライトコース」と「サポートコース」の2種類のコースが用意されています。
選ぶコースに加え、アンケートやインタビューの設問数や回収数、オプションの有無などによっても費用は大きく異なります。以下LINE リサーチのアンケートに関して、一部の項目を比較した表です。

また、直近ライトコースには、募集開始から最短当日中にオンラインインタビューができるセルフ型ツール「Quickインタビュー」の提供も開始されています。従来のインタビュー調査よりも低コスト、かつスピーディーなインタビューが実施できるような仕様となっています。
とはいえ、LINE リサーチのサービスを利用する際には、ある程度の費用が必要となってしまいます、追加の費用をかけずにユーザーの意見やニーズを把握したい方や、LINEを活用したリサーチを試験的に実施してみたい方には、LINE公式アカウントのリサーチ機能の活用をおすすめいたします。
おわりに
今回は、LINE公式アカウントのリサーチ機能の基本的な使い方や、より効果的に活用する方法、リサーチ機能と LINE リサーチとの違いをご紹介いたしました。リサーチ機能は、ユーザーの意見やニーズを効率的に収集することができます。予算や収集したいデータの用途に合わせてリサーチ機能と LINE リサーチを使い分けると良いでしょう。
また、定常的にアンケート施策を行うのであれば、拡張ツールを導入し、よりユーザーの回答が得られやすい仕組みを構築したり、収集したデータを効率良く活用できる環境を用意したりするのもおすすめです。
トーチライトでは、LINE公式アカウントの拡張ツールである「DialogOne®」の提供や、LINE公式アカウントのトータルサポートサービス「TeLAS」を通じて、企業の課題に合わせた戦略設計から配信設定、検証分析までご支援が可能です。LINE公式アカウントの運用についてお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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