LINEラボ(Labs)とは?試せる最新機能や活用方法、注意点を解説

LINEラボ(Labs)とは、 LINEアプリに実装予定の新機能を、正式リリース前に無料で試せる試験提供サービスです。提供機能のバージョンに対応したデバイスで簡単な設定を行えば、 誰でも無料で利用可能です。
しかし、LINEラボは単に最新機能を試すだけではなく、 LINE公式アカウントの運用を最適化し、ユーザー体験を向上させるためのヒントを得る場としても活用できます。
「LINEラボを企業のLINE公式アカウントにどう活かせばいいかわからない…」という方のために、 LINEラボで試せる新機能や企業のマーケティング活動における活用方法、利用時の注意点まで詳しく解説します!
TOPICS
LINEラボの基本:LINEラボとは何かを理解しよう
改めて整理すると、LINEラボとは、LINEアプリが提供する機能で、正式リリース前に新しい機能をいち早く体験できるサービスです。このサービスは、iOSならびにAndroidを搭載したスマートフォンで利用可能となっております。PC版でも一部使える機能があるものの、基本的にはスマートフォン限定で使える機能なので注意が必要です。
LINEラボでは、トークフォルダーやミュートメッセージといった機能が含まれており、さらにLINEの利便性を高めるような機能を先行体験することができます。
LINEラボの利用に際しては、事前に機能の内容を最新情報で確認し、実際にその機能を使ってみることで、LINE公式アカウントの利用目的に合った最適な使い方を見つけることが大切です。
LINEラボの利用を開始する手順
1.LINEラボを開く
まず、LINEアプリを開き、 画面下部にある「ホーム」タブ を選択します。その後、 画面右上の歯車アイコン(設定) をタップして、 「設定」メニュー に進んでください。
2.LINEラボの設定画面を開く
設定画面が表示されたら、リストの中から 「LINEラボ」 を探し、選択します。ここでは、現在提供されているLINEラボの機能一覧が表示されます。
3.試したい機能をオンにする
LINEラボのリストから、利用したい機能を見つけて、 トグルスイッチをON にします。
※ 機能によっては追加の設定が必要になる場合があるので、設定内容をよく確認しましょう!
4.機能をカスタマイズし、活用する
有効化した機能が適切に動作するか確認し、必要に応じて 使いやすいようにカスタマイズしましょう。
LINEラボの便利な機能一覧とポイント
過去には、LINEトークやメニューの文字フォントを変えられるカスタムフォント機能などがありましたが、現在提供されている機能は以下のとおりです。
LINEラボの機能一覧(※2025年8月時点)
■iOS、Androidで共通して使える機能
・LINE AIトークサジェスト
・トークフォルダー
・ミュートメッセージ
■iOS版のみの提供機能
・メディアメッセージを検索
・リンクをデフォルトのブラウザで開く
LINE AIトークサジェスト
LINE AIトークサジェスト機能は、LINEのトークをサポートする新機能です。AIがあなたに代わって返信内容やスタンプを考えてくれることで、便利で豊かなLINEのトーク体験を実現します。
※ 2025年2月からLINEラボ機能として限定公開していた「AIメッセージ変換」機能は、「LINE AIトークサジェスト」に統合されています。
機能1:返信の提案
直前のトーク内容をAIが分析して、おすすめの返信内容を提案してくれます。直前のトーク内容がAIの学習に利用されることはありません。
機能2:スタンプの提案
直前のトーク内容をAIが分析して、返信として適切なスタンプをおすすめしてくれます。
スタンプの提案機能を利用するためには、LINEホーム→設定→スタンプ→サジェスト表示をONに設定し、希望する言語を設定する必要があります。
機能3:口調の変換
メッセージ入力欄に入力した文章を「敬語」「カジュアル」「誤字訂正」「ねこ語」「侍語」の5つに変換することができる機能です。300文字を超えると、変換機能を利用できないので注意が必要です。
注意事項
ダウンロードを行い、利用規約⋅利用情報に関するポリシーを確認したのち、利用開始できます。
また、以下の制限が行われています。
- 1日300回まで、かつ、お一人につき毎月2,000回まで。
※1日に300回以上機能を利用しようとすると、サービスの利用が制限されます。 - LINEの言語設定を「日本語」に設定している場合のみ利用できます
トークフォルダー
トークフォルダー機能を使うと、トークリストにフォルダーが追加され、トークルームが自動的に「すべて」「友だち」「グループ」「公式アカウント」「オープンチャット」の5つに振り分けられます。これにより、トークの整理がしやすくなり、必要なメッセージを素早く見つけられるようになります。
ミュートメッセージ
事前準備を行い、ミュートメッセージ機能を使うと、相手にポップアップやプッシュ通知せずにメッセージを送信できます。送信ボタンを長押しすることで、ミュートメッセージで送信するかどうか選択できます。相手側には、LINEアイコンやトークタブで未読メッセージとして通数は表示されるため、メッセージが届いていることは確認可能です。
メディアメッセージを検索
メディアメッセージを検索の機能を使うと、トークルーム内の画像⋅動画⋅音声を検索できます。過去に送受信したメディアファイルに含まれるテキストなどを簡単に見つけることができます。商品画像やキャンペーンバナーもユーザーが簡単に検索できるようになり、利便性が向上します。
トーク画面右上のアイコンをタップし、検索バーからテキストを入力することで検索可能です。
ただし、この機能をオンにする前に送受信されたメディアメッセージは検索ができないので、注意しましょう。
リンクをデフォルトのブラウザで開く
リンクをデフォルトのブラウザで開く機能を使うと、トークルーム内のリンクを端末で設定しているブラウザ(SafariやChromeなど)で開くことができます。LINEアプリ内のブラウザではなく、日常的に利用しているブラウザで開くことができるようになります。企業の公式サイトやキャンペーンページへの誘導をスムーズにします。
LINEラボを企業のLINE公式アカウントに生かすコツ
ユーザー目線でLINEでのコミュニケーションを体験する
LINEラボで提供される機能の多くは、ユーザーの利便性を向上させるために開発されています。つまり、LINEラボの機能が実装されていない状態を考えると、ユーザーがLINEのどの部分に不便さを感じているのかを把握するヒントになります。
例えば、トークフォルダー機能が追加された背景には、ユーザーのトーク管理が煩雑になっている課題があります。これを踏まえると、企業のLINE公式アカウントでは ユーザーが本当に必要とする情報を厳選し、ノイズにならないメッセージ配信 を意識することが重要です。
活用のポイント
- ユーザーの視点に立って機能を試す → アプリ内でどんな問題を解決しようとしているのかを考える
- 企業の発信がユーザーにとって負担になっていないか検討する → 必要な情報だけを適切な頻度で届ける
- 実際のユーザーの声を収集し、改善に活かす → アンケートやチャットボットでのフィードバックを活用
▼一緒に読みたいおすすめの記事▼
プッシュ通知や最適な配信タイミング、セグメント配信で開封率を上げる具体策をLINE運用の事例とあわせて紹介!
LINEの目指す方向性を確認する
LINEラボに登場する機能を見ることで、LINEがどのような方向へアップデートを進めているのかを知ることができます。例えば、AIやパーソナライズ機能に関連するアップデートが増えれば、今後は よりユーザーごとに最適化された体験が求められる ことが予想されます。また「検索性の向上」に力を入れている のであれば、企業としても トーク画面内で検索しやすいキーワードを意識した配信 を行うことが有効です。
活用のポイント
- LINEのアップデート内容を分析する → 自社のアカウント運用にどう活かせるか検討
- 将来的に求められる機能を先取りする → AIチャットやカスタマイズメッセージの導入を検討
- LINEの公式発表や開発者向け情報を定期的にチェック
▼一緒に読みたいおすすめの記事▼
LINE公式アカウントの効果的な運用のポイントを掴むチェックリストを大公開!
LINEのアップデートに速やかに対応する
新機能が正式リリースされた際に、いち早く対応することで、他社との差別化が可能になります。事前にLINEラボで機能を試しておくことで、運用への影響や活用方法を事前にシミュレーションし、スムーズな実装ができます。例えば、新しいメッセージフォーマットが追加された場合、それをいち早く活用して 視覚的にわかりやすい情報提供 を行うことで、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
活用のポイント
- 新機能を試して、どのように活用できるか事前に計画する
- リリース後すぐに適用し、他社よりも一歩先に進む
- ユーザーに向けて新機能の活用方法を発信し、利便性をアピール
▼一緒に読みたいおすすめの記事▼
LINE公式アカウントを活用したDX施策について詳しく説明しています。
LINEラボを活用して独自の運用戦略を構築する
LINEラボの機能をただ試すだけでなく、自社の運用にどう落とし込むかが鍵です。他社のLINE公式アカウントとの差別化を図るため、単に新機能を取り入れるのではなく、ブランドや商品、サービスの特徴に合った独自の使い方を考える ことが重要です。
活用のポイント
- ユーザーにとって最適な機能を選定する → すべての新機能を導入するのではなく、自社のターゲット層に合うものを選ぶ
- クリエイティブな使い方を模索する → 例えば、新しいスタンプ機能を活用してインタラクティブなキャンペーンを展開
- KPIを設定し、効果測定を行う → 新機能を導入した結果、ユーザーの反応やエンゲージメントがどう変化したかを分析
▼一緒に読みたいおすすめの記事▼
企業の売上UPに繋げるLINEのデジタルキャンペーンの設計方法や、運用ノウハウを解説いたします。
LINEラボ利用時の気を付けたい注意点
LINEラボは、正式リリース前の実験的な機能を試すことができる便利な仕組みですが、突然の仕様変更や削除には注意が必要です。仕様変更や提供終了の可能性、端末やアプリのバージョンによる違いなど、利用にあたって知っておくべきポイントがあります。以下で、具体的に気を付けたい点を整理して説明します。
仕様変更や提供終了の可能性について
LINEラボの機能は、リリース前の実験的なものであるため、突然の仕様変更や削除が行われる可能性があります。そのため、LINEラボで使用している機能にバグや予期しない動作が発生する可能性や、機能提供停止によって急に使えなくなることも考慮しておきましょう。LINEラボの提供機能やアップデート情報に関しては、LINEヤフー社の公式サイトやLINEアプリ内の最新情報を適宜確認しましょう。
アプリのバージョンを最新の状態に
LINEラボの設定ができない場合、最初にアプリのバージョンを確認する必要があります。古いバージョンを使用していると、新しい機能や設定オプションが利用できないことがあります。 利用中のLINEアプリのバージョン確認方法の一つは、アプリのホーム画面から右上の設定アイコンをタップし、「LINEについて」をタップすると「現在のバージョン」を確認することができます。古いバージョンだった際は、LINEアプリを最新版に更新したあとに再度LINEラボの設定をしてみましょう。
iOSとAndroidで仕様が異なることも
LINEラボの機能は、 iOSとAndroidで仕様が異なる場合があるため、どの端末でも同じ動作をするとは限りません。たとえば、Androidでは利用できるがiOSでは使えない、もしくはその逆といったケースもあります。
LINEの標準機能に物足りなさを感じたら、拡張ツールを活用しましょう!
LINEラボでは、機能が 実際に正式リリースされるかどうか、またはいつ実装されるのかが不明確です。そのため、LINEの標準機能だけでは 顧客体験の向上や企業のマーケティング活動に物足りなさを感じる場合には、 外部の機能拡張ツールの活用をおすすめいたします。
LINEの拡張ツールを導入することで、より精度の高いデータ活用や、質の高いメッセージ配信が可能になります。LINE公式アカウントを単なるSNSではなく、CRMの起点としての役割を持たせることができます。
トーチライトでも、汎用型の拡張ツール「Dialogone®」を提供しております。豊富なデータと機能で施策の幅を広げ、LINE公式アカウント内で取得できるデータや企業で保有する顧客データの活用も可能です。
多種多様な業種のマーケティングを支援した実績や、課題やご要望に合わせた柔軟なプランをご用意しておりますので、少しでもご興味ありましたらお気軽にご相談ください!
「DialogOne®」について、5分でわかるようサービス内容や事例をまとめた資料もご用意しておりますので、ぜひこちらもお役立てください。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、LINEラボで試せる新機能や企業のマーケティング活動における活用方法、利用時の注意点などをお伝えいたしました。
LINEラボを活用することで、ユーザー目線でLINEを体験することができます。今後のLINEの方向性を読み取ることで、先回りした運用戦略の設計に役立てることもできますので、LINEラボを上手く取り入れ、よりユーザーに寄り添ったLINE公式アカウント運用をしていきましょう。
トーチライトでは、LINE公式アカウントのコンサルティングサービス「TeLAS」を通して、企業課題に合わせた戦略設計から配信設定、検証分析までトータルサポートを行っております。LINE運用に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。