TeLAS | データ×ノウハウで成功に導くLINEトータルサポートサービス LINE公式アカウントの運用を成功させるには?基本の活用方法や活用事例を紹介 - TeLAS | データ×ノウハウで成功に導くLINEトータルサポートサービス

コラム Column

LINE公式アカウントの運用を成功させるには?基本の活用方法や活用事例を紹介

企業のマーケティング施策のひとつとして活用されているLINE公式アカウント。これからアカウントの開設を考えている方も多いのではないでしょうか?

LINEは、日本国内で9,700万人以上(2025年時点)の月間アクティブユーザーを抱えており、幅広い世代に浸透しています。とくに他SNSやメールと比較して「連絡手段としての優先度が高い」ことが特徴です。つまり、企業からのメッセージが「見られやすい」環境が整っているのです。
さらにLINEは、多彩な機能を備えており、顧客との関係構築から購入促進まで一貫したマーケティングを実現することができるため、ぜひ有効的に活用していきましょう!

そこで今回は、LINE公式アカウントを開設するメリットから運用を成功させるコツまで、これから運用を始める方や運用初心者にぴったりなコラム記事をご紹介します。
これからのLINE公式アカウント運用にぜひお役立てください!

LINE公式アカウントとは

そもそもLINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINEユーザーとコミュニケーションを図るためのビジネス向けサービスであり、他のSNSと比較しても1to1コミュニケーションが実現できるところが大きな魅力となります。
他にも個人で利用するLINEアプリとは異なり、情報発信や集客、販促活動に特化した様々な機能が備わっています。

例えば、友だち登録したユーザーへ一斉にメッセージを送ったり、クーポンを配信したりすることができます。これは従来のメールマガジンと似ていますが、LINEは日常的に利用されるアプリであるため、メッセージがユーザーに届きやすく、開封率が高いという特長があります。他にもスタンプや画像、動画などを活用して視覚的に情報を伝えることができるため、よりユーザーの印象に残りやすいコミュニケーションを図ることが可能です。
これらの様々な機能を活用することによって一人一人のユーザーに合わせて配信を行うことができ、ユーザーと密接なコミュニケーションを取ることで信頼関係が生まれます。

またLINEには、アカウントごとに友だちに割り振られた識別子(ユーザーID)があり、それに紐づけてデータを収集することが可能であり、紐づけたデータを様々な機能に活用することができます。
例えば、ユーザーからの問い合わせに個別に対応できるチャット機能や、自動で応答するチャットボット機能などがあり、顧客サポートの効率化にも役立ちます。さらに、リッチメニューを設定することで、トーク画面から特定のウェブサイトや予約ページへ誘導するなど、販促ツールとしても活用できます。このように、認知集客〜リピート化(ファン化)まで、フルファネルで使えるサービスが豊富に揃っているため収集したデータを最大限に活用できます。

これらの機能は個人事業主でも利用でき、無料プランも用意されているため、規模を問わず多くの企業や店舗が導入しています。
さらにLINEで収集したデータを、企業が持つ顧客の会員情報を紐づける仕組みもあるため、より精度の高い顧客分析や、質の高い施策の実現も可能です。

LINE公式アカウントの機能

LINE公式アカウントの特徴や活用するメリットについてご理解いただけたかと思います。
そこで本章ではLINE公式アカウントで活用できる機能についてご紹介します。
様々な基本機能をはじめ、オプション機能といったビジネスの成長をサポートする多様な機能をご紹介しております。
どういった機能を求めているのかを考えながら読むことでLINE公式アカウントを活用するイメージが湧いてくるかもしれません、ぜひ意識してみてください。

また、弊社がおすすめするLINE公式アカウントで使うべき機能については以下の記事でもご紹介しております。
本章でもご紹介しますが、代表的な機能についてご興味がございましたら、併せてお役立てください!
▶︎LINE公式アカウントで使うべき機能3選

プロフィール

LINE公式アカウントのプロフィールは、ユーザーがアカウントをタップした際に表示されるページで、アカウントに関する様々な情報を設定できます。
このプロフィールは、友だち登録しているユーザーだけでなく、友だちではないユーザーも検索などから確認できるため、アカウントの顔として非常に重要な役割を果たします。
設定できる項目は多岐にわたり、アカウント名やプロフィール画像、ステータスメッセージといった基本的な情報に加え、営業時間や電話番号、WebサイトのURLなども掲載可能です。

さらに、この後ご紹介するショップカードやクーポン、自由記述形式のコンテンツを追加することもできます。
これらの要素を組み合わせることで、商品やサービス、企業のブランディングにつながる魅力的なプロフィールを作成し、ユーザーへの情報提供や来店促進に役立てることができます。
プロフィール設定は、LINE公式アカウントの効果的な運用において、最初のそして重要なステップと言えるでしょう。 プロフィールの設定は、パソコンの管理画面またはスマートフォンアプリから行うことが可能です。

メッセージ配信

LINE公式アカウントの基本機能の中でも、特に核となるのがメッセージ配信です。
これは、友だち登録しているユーザーに対して、一度に多くの情報を届けられる機能です。新商品やキャンペーン、お得なクーポンの配布などを効率的に行い、ユーザーの購買意欲を高めることができます。

ここではメッセージ配信の中でも特に効果的な配信機能である「セグメント配信」と「ステップ配信」をご紹介します。

セグメント配信

セグメント配信は、ユーザーの属性や興味・関心に基づいて対象者を絞り込み、それぞれのグループに合わせたメッセージを送り分ける機能です。
例えば、購入履歴のある顧客には関連商品の情報を、特定の地域に住むユーザーには店舗のイベント情報を配信するといった活用ができます。

これにより、ユーザーにとってより関心の高い情報を提供でき、メッセージの開封率やクリック率の向上に繋がります。

ステップ配信

ステップ配信も重要なメッセージ配信機能であり、友だち追加からの経過日数や特定の行動をトリガーとして、あらかじめ設定しておいた複数のメッセージを自動で順番に配信する機能です。
新規の友だちへのあいさつメッセージや、特定の商品をカートに入れたまま購入に至っていないユーザーへのリマインダーなど、ユーザーの状態に合わせたきめ細やかなコミュニケーションを自動化できます。

これらの機能を組み合わせることで、顧客一人ひとりにパーソナライズされたコミュニケーションを実現し、顧客エンゲージメントを高めることが期待できます。

オーディエンス機能

オーディエンス機能は、先ほどご紹介したメッセージ配信の対象となる特定のユーザーグループを作成し、管理することができる機能です。
これにより、より詳細なターゲティングに基づいたメッセージ配信が可能になります。友だちの登録期間、性別、年齢、OSといった基本的な情報に加え、多様な条件でオーディエンスを生成できます。

例えば、テキストファイル形式でユーザーIDをアップロードして作成するオーディエンスや、過去に配信したメッセージ内のリンクをクリックしたユーザーを対象とするクリックリターゲティング、メッセージを開封したユーザーを対象とするインプレッションリターゲティングがあります。

また、チャットに設定したタグに基づいたチャットタグオーディエンスや、特定の経路から友だち追加したユーザーを対象とする追加経路オーディエンス、LINE Tagのトラッキング情報を活用したウェブトラッキングオーディエンス、LINEで予約を経由して予約を行ったユーザーを対象とした予約オーディエンスなども作成可能です。

これらの機能を組み合わせることで、「メッセージは開封したが、リンクをクリックしていないユーザー」に対してクリックを促すメッセージを配信するといった、特定の行動を促すための配信設定も行えます。データを活用し、未反応のユーザーへの配信コストを削減したり、未開封ユーザーを除外して配信の効率を高めたりすることが可能です。効果的なメッセージ配信を実現するためには、オーディエンス機能を活用した詳細なターゲティングが非常に重要になります。

リッチメニュー

リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示される固定メニュー機能です。友だちがアカウントのトーク画面を開いた際に大きく表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、効果的な情報伝達やサイトへの誘導に活用できます。リッチメニューには画像を設定でき、タップすることで特定のウェブサイトを開いたり、クーポンを表示したり、予約ページへ遷移させたりといったアクションを設定できます。

リッチメニューは、Messaging APIを利用しない場合、すべて友だちに同じものが表示されますが、Messaging APIを活用するとユーザーごとに異なるリッチメニューを表示させることも可能です。
リッチメニューの画像サイズには「大」と「小」のテンプレートがあり、それぞれ推奨サイズが異なります。

  • 大きいサイズ:横1200px × 高さ810px、または2500px × 1686px
  • 小さいサイズ:横1200px × 高さ405px、または2500px × 843px
  • ファイル形式:JPG、JPEG、PNGが利用可能
    ※ファイルサイズの上限は10MB以下

以下イメージのように画像の大きさによって見え方が変わるため、特にお伝えしたい情報を大きな画像で表示することでより効果的なリッチメニューとなります。

リッチメニューは配信通数としてカウントされないため、無料で様々な情報をユーザーに提供できます。最大6つのコンテンツを設定できるテンプレートもあり、一度に多くの情報を伝えることが可能です。
リッチメニューはLINE公式アカウントの管理画面から作成および設定ができ、表示期間やメニューバーのテキストなども設定できます。 設定によっては、トーク画面を開いた際に常に表示させるか、メニューバーをタップした際に表示させるかを選択できます。

また、リッチメニューの活用ポイントに関しては以下の記事でもご紹介しております、併せてご確認ください!
▶︎クリック率が上がる!過去実績からわかったリッチメニューの活用ポイント

応答メッセージ

応答メッセージ機能とは、ユーザーからのメッセージに対して自動で返信する機能です。
これにより、営業時間外の問い合わせや簡単な質問に自動で対応することが可能となり、顧客対応の効率化が期待できます。

応答メッセージには主に「一律応答」と「キーワード応答」の2種類があります。

一律応答

一律応答は、友だちからどのようなメッセージを受信しても、あらかじめ設定しておいた同じメッセージを返信する機能です。キーワードが含まれているかどうかにかかわらず、何らかの返信をしたい場合に適しています。
例えば、営業時間外に「営業時間」と問い合わせがあった際に、「現在は営業時間外です。営業時間についてはプロフィールをご確認ください。」といったメッセージを自動で返信することができます。

キーワード応答

キーワード応答は、ユーザーからのメッセージが事前に設定した特定の「キーワード」と一致した場合にのみ、設定しておいたメッセージを自動で返信する機能です。
よくある質問とその回答をキーワード応答として設定しておくことで、ユーザーは知りたい情報にすぐにアクセスできます。例えば、「定休日」というキーワードを設定し、定休日に関する情報を返信する設定にしておけば、ユーザーが「定休日」と入力すると自動で定休日の情報が送信されます。
ただし、キーワード応答は設定したキーワードと完全に一致しないと反応しないため、「定休日はいつですか?」といったメッセージには反応しない点に注意が必要です。

ショップカード

LINE公式アカウントのショップカード機能は、紙のポイントカードやスタンプカードをデジタル化し、LINEアプリ上で発行・管理できる便利な機能です。ユーザーは持ち歩く手間が省け、企業側はカードの発行や管理にかかるコストを削減できます。

ショップカードは、来店や商品の購入時に、店舗側が用意したQRコードをユーザーがLINEアプリで読み取ることでポイントが付与される仕組みです。
QRコードは印刷して店内の様々な場所に設置できるため、レジ前だけでなく、卓上POPやポスターなどでもポイントを付与できます。

不正なポイント取得を防ぐために、1日のポイント取得回数に制限を設けたり、一定時間内の再取得を制限したりする設定も可能です。ゴールまでのポイント数や、ゴールに到達した際の特典内容も自由に設定できます。
例えば、10ポイントで割引クーポンを提供するなど、リピート来店を促進する施策に活用できます。また、ショップカードの利用にはLINE公式アカウントの友だち追加が必要なため、友だち獲得にも繋がります。
管理画面では、発行済みのカード枚数や付与したポイント総数などの利用状況を分析することも可能です。

クーポン

クーポン機能は、友だちに対してデジタルクーポンを発行し、お得な情報や特典を提供できる便利な機能です。ユーザーは来店時などにLINE上でクーポン画面を提示することで、割引やプレゼントといったサービスを受けられます。

クーポン機能の活用は友だち追加の促進に繋がり、ユーザーが手軽に利用できるため、来店や購入を促しやすくなります。
また、紙のクーポンに比べて発行や配布にかかるコストを削減できる点も魅力です。
さらに、管理画面からクーポンの開封数や使用数を把握し、効果測定や改善に活かせるため、費用対効果の高いプロモーションを実現できます。 定期的にクーポンを配信することは、ユーザーにとってアカウントをブロックしない理由となり、ブロック率の低下にも貢献します。

この機能は、実店舗だけでなく、クーポンコードを表示させることでECサイトなどオンラインストアでの活用も可能です。
作成したクーポンは、メッセージ配信やリッチメニュー、LINE VOOMなどを通じて友だちに届けることができます。あいさつメッセージに設定して友だち追加のインセンティブとして活用することも効果的です。

LINE公式アカウントのクーポンには、「通常クーポン」と「抽選クーポン」の2種類があります。
通常クーポンは友だち全員が利用できますが、抽選クーポンは当選確率を設定し、ゲーム感覚で楽しめる点が特徴です。 クーポンのタイプとしては、割引、無料、プレゼント、キャッシュバックなどがあります。

チャット

LINEチャット機能は顧客からの問い合わせに個別に対応できる重要な基本機能の一つです。
この機能を利用することで、LINEのトークと同じような感覚でユーザーと手軽にやり取りができ、迅速かつ丁寧な顧客サポートを提供できます。

チャット機能では、友だちから送られてきたメッセージに対し、個別に返信することができます。
ユーザーからの問い合わせだけでなく、スタンプの送付などに対しても応答できます。
チャットの管理画面では、友だちの一覧や対応状況の切り替え、友だちの情報(アイコン、LINE登録名、タグ設定、ノート設定)の確認、チャット設定の変更などが行えます。

日常的にLINEアプリを使用しているユーザーにとっては、使い慣れたインターフェースで気軽にチャットができるため、企業への問い合わせに対するハードルが下がります。これにより、顧客満足度の向上やエンゲージメントの強化に繋がります。
また、過去のやり取り履歴を確認できるため、文脈に沿ったサポートを提供しやすくなります。

リサーチ

リサーチ機能は、友だち追加しているユーザーの意見や嗜好を把握するために役立つアンケート機能です。
この機能を活用することで、商品やサービスに関するユーザーのニーズを調査したり、アカウントに対する満足度や認知度を確認したりできます。
具体的には、単一回答または複数回答形式の質問を最大7つ設定でき、それぞれの質問に対して最大10個の選択肢を設けることが可能です。

また、認証済アカウントの場合は、ユーザーが自由にテキストで回答できる自由回答形式の質問も作成できます。テキストだけでなく、アンケートのメイン画像を設定することも可能です。
作成したリサーチは、メッセージ配信やLINE VOOM(旧タイムライン)を通じて友だちに配信し、回答を集計します。回答結果は管理画面からダウンロードして分析に活用できますが、匿名での回答となるため、個別のユーザーと回答を紐づけることはできません。回答者数が20件未満の場合は、結果をダウンロードできない点に注意が必要です。

リサーチ機能は無料で利用できるため、手軽にユーザーの生の声を集めたい場合に有効な機能と言えます。定期的にリサーチを実施し、得られたデータを今後のコンテンツ作成やサービス改善に活かしていくことが推奨されます。

LINEコール

LINEコールは、ユーザーがLINE公式アカウントに無料で音声通話やビデオ通話ができる機能です。
これにより、チャットだけでは伝えにくい内容や急ぎの要件を、直接対話で補足することができます。LINEコールは企業側、ユーザー側どちらも通話料金はかかりません。
ユーザーはLINEアプリから手軽に発信でき、企業側は問い合わせ窓口を集約し通話コストを削減できるメリットがあります。

ただし、LINE公式アカウント側からユーザーへ発信することはできず、通話を開始するにはユーザーからの着信を受ける必要があります。 LINEコールを利用するには、LINE公式アカウントのチャット機能を有効にする必要があります。

LINEコールの着信は、有料プラン(ライトプラン・スタンダードプラン)を利用している場合、店舗の電話など任意の電話番号に転送できます。
また、LINE公式アカウントの管理画面で着信履歴を確認できるため、不在着信があった場合でも、後からチャットでユーザーに連絡するといった対応が可能です。

LINEコールへの発信を促すために、URLやQRコードを発行し、WebサイトやSNS、店頭の販促物などに掲載することも可能です。

LINE VOOM(旧タイムライン)

LINE VOOM(旧タイムライン)は画像や動画などを活用して魅力的なコンテンツを共有できるため、情報発信に優れた機能となります。
企業はLINE公式アカウントから画像や動画、テキストなどを投稿し、魅力的なコンテンツを共有することで情報発信ができます。これは友だちだけでなく、アカウントをフォローしているユーザーにもリーチできる点が特徴です。
LINE VOOMへの投稿は、メッセージ配信数にカウントされないため、無料で活用できます。

投稿内容には、新商品やキャンペーンのお知らせ、イベント告知、ブログのような記事などがあり、これらを通じてWebサイトや実店舗への誘導に繋げることが可能です。
また、投稿に「いいね」や「コメント」といったリアクション機能があり、ユーザーとのコミュニケーションを促進できます。

さらに、「シェア(共有)」機能を利用すれば、ユーザーが興味を持った情報を簡単に拡散できるため、新規友だち獲得にも効果が期待できます。投稿ごとに個別のURLが付与されるため、メッセージ配信からLINE VOOMの特定投稿へ誘導するといった連携も可能です。

運用効果の測定には、友だち数の推移や投稿の表示回数、動画の再生回数、クリック数などが確認できる分析機能が役立ちます。
これらのデータを分析することで、どのようなコンテンツがユーザーの関心を引くのかを把握し、より効果的な情報発信に繋げることができます。

データ分析

データ分析機能は、アカウントの運用状況を把握するために不可欠な機能です。
この機能を利用すると、友だちの追加数やブロック数、配信したメッセージの通数や開封率、クリック率など、さまざまな数値データを確認できます。

これらのデータは、効果的な運用戦略を立てる上で非常に重要となります。
例えば、メッセージの開封率やクリック率を確認することで、どのようなコンテンツが友だちに響いているのか、あるいはどの時間帯の配信が効果的なのかといったインサイトを得られます。

データ分析を通じて、改善点を見つけ出し、施策の効果測定を行うことが可能になります。具体的には、友だちの属性情報(年齢、性別、地域など)を分析し、よりターゲットに合ったメッセージを作成したり、特定の追加経路からの友だちのエンゲージメントを分析して、効果的な友だち獲得施策を検討したりできます。

また、ショップカードの利用状況やクーポンの使用状況を分析することで、販促施策の効果を把握し、改善に繋げることも可能です。

これらの分析結果をもとにPDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Act:改善)を回すことで、より効率的かつ効果的なLINE公式アカウント運用を実現できます。 ダッシュボードではアカウント全体の概要データを確認でき、各機能の詳細な分析画面では、期間を指定してデータの推移を追うことも可能です。
ただし、一部のデータは反映に時間がかかる場合があるため注意が必要です。

友だち追加広告(オプション)

友だち追加広告は、LINE公式アカウントの友だちを増やすためのオプション機能です。
この機能を利用すると、LINEのトーク画面やLINE NEWSなどLINEのアプリ内に友だち追加を促すための広告を掲載することができます。

ターゲット設定が詳細にできる点が大きな特徴で、例えば、特定のエリアに住んでいるユーザーや、特定の年齢層、性別のユーザー、さらには興味関心に基づいて広告を表示させることが可能です。

これにより、自社のLINE公式アカウントに興味を持ちそうな質の高い友だちを効率的に獲得できます。
広告費用は、友だちが追加された分だけ発生するため、費用対効果の高い広告運用が期待できます。管理画面から簡単に広告に使用する画像を制作できるツール(イメージメーカー)も提供されており、特別な知識がなくても魅力的な広告素材を作成できます。

引用:LINE for Business

LINEで予約(オプション)

LINEで予約もLINE公式アカウントのオプション機能の1つで、主に飲食店向けの予約サービスです。ユーザーはLINEアプリを切り替えることなく、LINE公式アカウントのプロフィールやメッセージから直接オンライン予約ができます。

この機能は、ぐるなびやイデアレコード、エビソルといった飲食関連サービスと連携しています。 連携しているサービス側の管理画面でLINE公式アカウントと紐づける設定を行うことで利用が可能になります。

ただし、LINEで予約は現在のところ飲食店に特化しており、美容院など他の業種では利用できない点に注意が必要です。 他の業種でLINEを活用した予約システムを利用したい場合は、LINE連携機能を持つ外部の予約システムや、LINE公式アカウントの機能を拡張するAPIを活用する方法があります。
これらの外部システムやAPIを活用することで、様々な業種でLINEを通じた予約受付や管理が可能になります。

Messaging APIの活用

LINEで予約でもご紹介しましたが、Messaging APIを活用すれば、LINE公式アカウントの機能を外部システムと連携させ、より高度な顧客管理や自動応答システムなどを構築することも可能です。
本章でご紹介した機能に加えてMessaging APIを活用した様々な機能を組み合わせることで、多角的なアプローチでビジネスを成長させることができます。

「そもそもMessaging APIとは?」と思った方はまずこちらの記事をご覧ください!こちらの記事では、Messaging APIに関するご説明と実際の事例を交えながらご紹介しております、ぜひ参考にしてください!
▶︎LINEのMessaging APIとは?機能や活用方法を解説

アカウントの開設に必要なこととは?

LINE公式アカウントの特徴や機能についてご理解いただけたのではないでしょうか?
本章ではLINE公式アカウントを開設する手順についてご説明します。
LINE公式アカウントの開設は比較的簡単に行うことができ、以下3つの手順に沿って開設することができます。

①LINEビジネスIDの登録

まず、LINEヤフー for Businessのウェブサイトにアクセスし、「LINE公式アカウントを開設(無料)」を選択します。開設にはLINEビジネスIDが必要となりますが、これはLINEが提供するビジネス向けサービスの共通認証システムです。
LINEビジネスIDは、普段お使いの個人のLINEアカウント、またはメールアドレスを登録することで取得できます。どちらの方法で登録してもLINE公式アカウントの機能は同じように利用できます。

②アカウント作成

LINEビジネスIDの登録が完了したら、アカウント名、大業種、小業種などの必要事項を入力します。入力内容を確認し、問題がなければ完了ボタンを押してアカウント作成が完了します。パソコンからでもスマートフォンからでも開設手続きは可能です。
スマートフォンアプリを利用する場合は、アプリストアから「LINE公式アカウント」アプリをダウンロードして進めることもできます。

③認証済アカウントの申請

アカウント作成フォームでは、企業や店舗で利用する場合に認証済アカウントを申請することも可能です。
認証済アカウントと未認証アカウントの違いについては次の章で詳しく説明しますが、認証済アカウントになると、アカウント名の横に青いバッジが表示され、一部利用できる機能が追加されます。申請はアカウント作成完了画面、または後日管理画面から行えます。
アカウント作成が完了し、管理画面にログインできたら、さっそくプロフィール設定やあいさつメッセージの設定など、初期設定を行い、運用準備を進めていきましょう。

アカウント開設を検討されている方に向けて

本章でご説明したようにLINE公式アカウントは簡単に開設することができますが、十分な準備をせずに運用を始めてしまうと、さまざまな悩みや課題が出てくるかと思います。
運用を始めるにあたり、まずは、アカウントを開設する前に運用する目的をしっかりと考えてみることが大切になります。この取り組みがその後のLINE公式アカウントの運用を成功させる秘訣と言えるでしょう!

今回お伝えしきれなかったLINE公式アカウント開設前に考えるべきポイントやアカウント開設後にやるべき初期設定のポイントについては以下の記事でご紹介しております。
アカウント開設前に考えるべき運用目的や開設後の初期設定は意外と重要な部分となります、皆さんもぜひ参考にしてみてください!
▶︎LINE公式アカウントを開設する前に考えておくべきポイントは?
▶︎LINE公式アカウントを開設したらやるべき初期設定のポイント

LINE公式アカウントの種類

LINE公式アカウントには主に「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。
本章では、認証済アカウントにすることでどのようなメリットがあるのか、またその違いについてご説明いたします。

認証済アカウント

認証済アカウントは前章でもお伝えしたようにLINEヤフー社の審査を通過したアカウントで、アカウント名の横に青いバッジが付与されます。
※審査には通常5~10営業日程度かかります。

この認証済アカウントの最大のメリットは、LINEアプリ内での検索結果に表示されるようになるため、ユーザーがアカウントを見つけやすくなり、集客効果が期待できる点です。
また、有料プランの料金支払いにクレジットカードに加え、請求書決済(Paid経由)が利用できるようになります。

さらに、友だち追加を促進するための「友だち追加広告」の利用や、リサーチ機能で自由回答形式のアンケートが作成できるようになるなど、機能面でも優位性があります。LINEキャラクター入りの販促用ポスターデータを無料でダウンロードできるほか、有料のノベルティも購入可能です。
主に店舗や法人といったビジネスでの利用を対象としていますが、個人事業主でも業種によっては認証される場合があります。

未認証アカウント

未認証アカウントは認証済アカウントとちがい、審査を受けていないアカウントで、個人・法人問わず誰でも開設が可能です。認証済アカウントとは異なり、アカウント名の横には灰色のバッジが表示されます。

未認証アカウントはLINEアプリ内の検索結果には表示されないため、ユーザーに知ってもらうためには、QRコードやLINE IDを直接伝える、WebサイトやSNSで告知するといった別の方法で誘導する必要があります。
機能面では認証済アカウントと比べて一部制限がありますが、LINE公式アカウントの基本的な機能は利用できます。
まずは気軽にLINE公式アカウントを始めたい場合や、特定の友だちとのクローズドなやり取りを目的とする場合に適しています。
未認証アカウントから認証済アカウントへの切り替えは、管理画面から申請することで可能です。

LINE公式アカウントの料金プラン

LINE公式アカウントには、利用状況に応じて選択できる3つの料金プランがあります。
無料で利用できる「コミュニケーションプラン」、月額5,000円(税別)の「ライトプラン」、月額15,000円(税別)の「スタンダードプラン」です。

これらのプランの主な違いは、この後ご紹介しますが、1ヶ月に無料で送信できるメッセージの通数にあります。
また、機能自体に大きな差はなく、どのプランでもLINE公式アカウントの基本的な機能を利用できます。

コミュニケーションプラン

アカウントを開設した時点では、すべてのLINE公式アカウントはまず「コミュニケーションプラン」からスタートします。
コミュニケーションプランでは、月額費用はかからず、月に最大200通のメッセージを無料で配信可能です。
※ただし、200通を超過してのメッセージ配信はできません。
友だち数が増加したり、より頻繁にメッセージを配信したい場合は、この後ご紹介する有料プランへの切り替えを検討することになります。

ライトプラン

ライトプランは月額5,000円(税別)で、月に5,000通までの無料メッセージが送信可能です。
※このプランでもコミュニケーションプランと同様に無料メッセージの上限を超えた追加メッセージの送信はできません。

スタンダードプラン

スタンダードプランは月額15,000円(税別)で、月に30,000通まで無料でメッセージを配信できます。
※スタンダードプランのみ、無料メッセージ通数を超過した場合でも、追加料金(従量課金)を支払うことでメッセージ配信が可能です。
追加メッセージの料金は、配信数が増えるほど1通あたりの単価が低くなる仕組みになっています。

プラン変更について

料金プランは、友だちの数やメッセージの配信頻度に合わせて柔軟に変更することができます。
例えば、友だちが50人で月に5回以上メッセージを送りたい場合は、コミュニケーションプランの月間200通の上限を超えるため、ライトプラン以上の検討が必要となります。
このメッセージ通数は、「メッセージを送った回数 × 送信された友だちの数」で計算されます。

なお、LINE公式アカウントには、アカウント開設時に自動で付与されるランダムな英数字の「ベーシックID」とは別に、任意の文字列を設定できる有料の「プレミアムID」(年額1,320円または月額110円、購入経路により異なる)があります。
また、チャット機能の強化を目的とした「チャットProオプション」も有料オプションとして提供されています。

LINE公式アカウント運用を成功させるコツ

皆さんはLINE公式アカウント運用に必要な考え方をご存じですか?
LINE公式アカウントを開設したものの上手く運用できていない方も多いのではないでしょうか。
そんな皆様に向けて本章では、LINE公式アカウント運用を成功させるコツを3点ご紹介させていただきます。

また、大前提LINE公式アカウントを運用する上で基本となる考え方やPDCAサイクルの回し方、そして配信設計のコツについて理解しておく必要があるかと思います!
LINE公式アカウント運用を成功させるためにも以下の記事を併せてお役立てください!
▶︎LINE公式アカウント運用で実施すべき基本の7か条
▶︎LINE公式アカウントの配信設計のコツ

①あいさつメッセージの活用

まずは友だち追加された際に自動送信されるあいさつメッセージの活用が効果的です。
あいさつメッセージは友だち追加直後のユーザーの関心が高いタイミングで届けられるため開封率が高く、アカウントの紹介やお得な情報、クーポンなどを盛り込むことで、ユーザーにアカウントの価値を伝え、ブロック率の低下やその後のアクションを促すことができます。
また、あいさつメッセージはメッセージ通数としてカウントされないため、無料で効果的に活用できます。

②視覚的な情報の積極的な活用

また、メッセージを送る際に画像や動画、リッチメッセージ、カードタイプメッセージなどを利用することで、テキストだけでは伝えきれない情報を効果的に伝えることができます。
さらに画像はテキストの約7倍、動画はテキストの約5000倍の情報量を持つと言われており、ユーザーの記憶に残りやすく、行動を促す可能性が高まります。

③ブロック率を減らす対策

そして友だちからのブロックを減らすことも重要となります。
定期的なクーポン配布やショップカード機能の提供は、ユーザーに「友だちになっていて良かった」と感じてもらい、ブロック防止に繋げることができます。
配信頻度もブロック率に影響するため、ユーザーにとって多すぎると感じられない適切な頻度を見つけることが大切です。調査によると、週1回程度の配信が適切だと感じるユーザーが多い、とのことです。

本章でご紹介した様々な考え方やコツを活かしてLINE公式アカウント活用を成功させましょう!

もしLINE公式アカウントの運用にお困りであれば、LINEトータルサポートサービスTeLASにてサポートさせていただきます、是非参考にしてください!

LINEの友だちを増やし続けるための施策とは?

いざLINE公式アカウントを開設し、運用を開始したあとに陥りやすい悩みとしては、「友だちが増えない」ではないでしょうか。LINE公式アカウントを運用するうえで、もっとも重要な存在となるのが「友だち」です。

LINE公式アカウントを使ってマーケティング活動を行う最大の目的は、ターゲットとなる顧客と直接的にコミュニケーションを取ることです。しかし、友だち数が少ないと、そのメッセージが届く範囲も限られてしまいます。LINEの強みは、ユーザーが普段から頻繁にチェックしているアプリを通じて、リアルタイムで情報を届けられる点にありますが、肝心の「友だち」がいなければ、その効果を十分に活かせません。

LINE公式アカウントでは、ある程度友だちを獲得できても、メッセージ配信を行う度に、どうしても一定数のブロックが発生してしまいます。そのため、定期的に友だちを増やす施策を行い、各ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し、より多くの顧客と良好な関係を築いていきましょう!

以下の記事では、友だちを増やす手法と、どのような施策検討していく必要ががあるかについて解説しています。
また、具体的な友だち獲得施策についての記事もご紹介させていただいております、予算や目的に合わせて施策を実施しましょう!
▶︎保存版!LINE公式アカウントの友だちを増やす方法
▶︎スタンプで友だち獲得!LINEプロモーションスタンプとは?
▶︎LINE友だち追加広告とは?メリット・事例・成功のコツを解説!

LINE公式アカウントの活用事例

LINE公式アカウントは、様々な業種で顧客とのコミュニケーションや業務効率化に活用されています。ここでは、いくつかの具体的な活用事例をご紹介します。

「そもそも自社の業界や競合他社はどのようにLINE公式アカウントを活用しているの?」と思った方はまずこちらの記事をご覧ください。
▶︎LINE公式アカウント担当者必見!業界別活用事例

活用事例①LINE外のデータを生かしたセグメント配信

LINE公式アカウントにおいて、友だち追加したユーザーの詳しい情報は、LINEアカウントだけでは分からない場合が多いです。そこで役立つのが、企業の会員情報などLINE外のデータをLINEアカウントと紐づけるID連携です。この連携により、より詳細な顧客データをLINE公式アカウントでのメッセージ配信に活用できます。

例えば、化粧品メーカA社は、「自分の好みや悩みに合った商品の情報がほしい」というユーザーの声に応えるためID連携を導入しました。 ID連携で得られた「購買履歴」データを活用し、過去に商品を購入したことのあるユーザーに対し、その購入履歴に基づいた類似商品のセールやキャンペーン情報を配信しました。 このように、ID連携を活用することで、ユーザー一人ひとりの興味関心に合わせたパーソナライズされた情報を提供することが可能になり、メッセージの効果を高めることができます。 LINE外のデータを簡単にLINE公式アカウントでの配信に生かせる点が、ID連携の大きな利点と言えます。

また、LINE ID連携の活用方法については以下の記事でもご紹介しております、目的に合わせて施策を実施しましょう!
▶︎事例で学ぶ!LINE ID連携の活用方法とは?

活用事例②購買者の属性データを取得!アンケート×レシート応募キャンペーン

食品メーカーB社が実施した「アンケート×レシート応募キャンペーン」は、LINE公式アカウントの友だちに対してアンケートへの回答を促すバナーを配信し、アンケート回答後に購入した対象商品のレシート画像をアップロードすることで抽選に参加できる仕組みでした。
このキャンペーンは、アンケート回答が必須であるため、通常のレシート応募キャンペーンと比較するとユーザーの参加ハードルはやや高くなります。

しかし、このハードルを越えて応募に至ったユーザーは、商品への関心度や好感度が高いロイヤリティの高い層であると考えられます。そのため、アンケートの回答内容を分析することで、商品への熱量が高いユーザー層の属性や傾向を詳細に把握することが可能になります。

特に、メーカーのように消費者との間に小売店を挟むビジネスの場合、購買者のニーズを直接把握する機会が少ないため、このキャンペーンは購買者の属性データを直接取得できる有効な施策となります。 レシートキャンペーンは、このように購買証明とアンケート回答を組み合わせることで、単なる販売促進だけでなく、顧客理解のための重要なデータ収集手段としても活用できるのです。
取得したデータは、今後の商品開発やマーケティング戦略の立案に役立てることができます。

活用事例③自動配信で顧客体験向上を実現

生命保険会社C社は、資料請求を行ったユーザーに対して、LINE公式アカウントを通じて自動でフォローアップメッセージを配信することで、顧客体験の向上を実現しました。以前は営業担当者が電話でフォローアップを行っており、人員不足や成約率の低さが課題でした。
そこで、LINE公式アカウントから資料請求できる仕組みを導入し、LINEユーザーIDと資料請求の有無を紐づけて管理できるようにしました。

資料請求したユーザーに対して後日自動でフォローアップメッセージを配信する仕組みを構築することで、営業担当者の工数を削減しました。さらに、フォローアップメッセージにはユーザーの保険に関する不安を解消するコンテンツを含めることで、顧客満足度を高め、成約率向上にも繋がりました。

この事例は、LINEのステップ配信機能を活用した好例と言えます。ステップ配信は、友だち追加などの特定の条件を満たしたユーザーに対し、あらかじめ設定したシナリオに沿ってメッセージを自動で配信できる機能です。資料請求後のフォローアップはもちろん、商品の購入やサービスの利用といった特定のアクションをトリガーにしてメッセージを配信することも可能です。

このように、自動配信機能を活用することで、効率的かつ効果的な顧客コミュニケーションを実現し、顧客満足度とビジネス成果の両方を高めることが期待できます。自動応答メッセージ機能と組み合わせることで、24時間365日の問い合わせ対応や、よくある質問への自動回答も可能になり、顧客の利便性向上と企業の業務効率化に貢献します。

活用事例④AIチャットボットで手続き簡略化

地方自治体Dは、LINE公式アカウントにAIチャットボットを導入することで、行政手続きの簡略化を図りました。例えば、LINE公式アカウント上にAIチャットボットを実装し、住民からの問い合わせ対応を自動化しました。これにより、子育てやごみの分別など、暮らしに関するよくある質問に対して24時間365日いつでも自動で回答できるようになり、住民は知りたい情報をいつでも手軽に入手できるという利便性の向上につながっています。
また、自治体側にとっては職員の問い合わせ対応にかかる負担軽減に貢献しています。

別の事例では、AIチャットボットを活用して粗大ごみ収集の申し込みを受け付け、さらにLINE上で処理手数料のオンライン決済まで可能にしています。 これにより、住民は役所の開庁時間を気にすることなく、LINE上で手続きを完了できるようになりました。 AIチャットボットは、このように住民からの問い合わせ対応だけでなく、特定の申請や予約受付といった手続きの一部または全体を自動化することが可能です。 これにより、ユーザーは自身の都合の良い時間に手続きを進められ、企業や自治体は定型的な業務を自動化することで人的コストを削減し、より複雑な対応に注力できるようになります。

ブラウザベースのチャットボットも増えていますが、日常的に利用されているLINEアプリ上でのチャットボットは、アプリの切り替えやページ遷移が不要なため、特にスマートフォンユーザーにとっては利便性が高いと言えます。 また、Messaging APIを活用して企業の会員IDとLINEのユーザーIDを連携させることで、チャットボットでのやり取りを顧客情報として蓄積し、その後のCRM施策に活かすことも可能です。 これらの事例からもわかるように、AIチャットボットは、特に問い合わせ内容や要望がある程度分類できる業種や団体において、業務効率化と顧客満足度向上の両方を実現する有効な手段となります。

また、活用事例②〜④でご紹介した顧客体験を向上させるためのLINE API活用法については以下の記事でもご紹介しております、目的に合わせて施策を実施しましょう!
▶︎事例で学ぶ! LINE APIで顧客体験を向上させるデータ活用術

活用事例⑤LINEミニアプリを活用した来店予約

LINEミニアプリは、ユーザーが追加のアプリダウンロードや会員登録をすることなく、LINEアプリ上で様々なサービスを利用できる仕組みです。この機能を活用した来店予約は、特に美容院や飲食店、小売店舗などで導入が進んでいます。

美容院Eでは、LINEトーク画面からミニアプリにアクセスし、そのまま予約を完了できるようにしました。
これにより、ユーザーは普段使い慣れているLINEから手軽に予約ができるため、利便性が向上します。
さらに、予約日時が近づくとLINEのサービスメッセージでリマインド通知が送られるため、予約忘れや無断キャンセルを減らす効果も期待できます。LINEミニアプリを利用したユーザーにLINE公式アカウントの友だち追加を促すことで、継続的な情報配信が可能になり、リピーター育成にも繋がります。

来店予約以外にも、飲食店でのテーブルオーダーや順番待ち受付、小売店でのデジタル会員証としても活用されており、店舗の混雑状況の確認や混雑緩和にも役立てられています。 LINEミニアプリは、顧客体験の向上と店舗運営の効率化を実現するツールとして、様々な業種で活用が広がっています。

また、LINEミニアプリでできることについては以下の記事でもご紹介しております、目的に合わせて施策を実施しましょう!
▶︎LINEミニアプリでできることとは?事例とともに紹介!

API導入で進化するLINE公式アカウントの顧客体験

LINE公式アカウントでは、メッセージ配信だけでなく、アプリ内でさまざまなコンテンツが提供されていますが、MessagingAPIを導入することによって、LINEで取得できるデータの幅が広がり、個々のユーザーに最適化されたメッセージ配信が可能になります。

MessagingAPIとは、LINEヤフー社が公開しているAPIで、LINE公式アカウントの機能を拡張することができます。APIを駆使することで、企業は顧客との接点をより効率的に管理でき、カスタマイズされたサービスを提供することができます。
APIを利用することで、LINE公式アカウントが単なるメッセージ配信の枠を超えて、顧客とのコミュニケーションが一層効率的かつパーソナライズされたものになります。
これまでご紹介したLINEのAPIの利用をよりスムーズにしたり、複雑なシステムを簡単に構築できるようにするためには、拡張ツールの導入がおすすめです。

トーチライトでも、LINEヤフー社のMessagingAPIに対応するLINE公式アカウントの拡張ツール「DialogOne®︎」のご提供が可能です。豊富なデータと機能で施策の幅を広げ、顧客の求めるストレスフリーな体験を実現します。
「DialogOne®︎」は、多種多様な企業のマーケティングを支援した実績から、LINEヤフー社のパートナーとしても認定されています。安心のサポート体制と、課題やご要望に合わせた柔軟なプランをご用意しております、少しでもご興味ありましたらお気軽にご連絡ください!

MessagingAPIに関する詳細な説明や活用方法の他にも「DialogOne®︎」のサービス内容や事例について5分でわかる資料もご用意しております、併せてご覧ください!
▶︎LINE公式アカウント活用の幅を広げるMessagingAPIとは?
▶︎5分でわかる!LINE公式アカウントの顧客体験をサポートするMessagingAPIツールDialogOne®

また、企業とユーザーの双方がLINE公式アカウントをより便利に使うことができる施策についてもこちらの記事でご紹介しております、是非参考にしてください!
▶︎顧客体験向上!LINEのAPIを使ったLINE公式アカウントの活用方法とは

おわりに

いかがでしたか?

今回はLINE公式アカウント運用の基本となる内容の記事をまとめてご紹介しました。ポイントをしっかり抑えて運用することで、LINE公式アカウントを企業のマーケティングに効果的に活用することができます。

とはいえ、アカウントの運用をしていると、さまざまな悩みや壁にぶつかることでしょう。

そんなときはぜひトーチライトにご相談ください!

トーチライトではLINEトータルサポートサービス「TeLAS」を通して、企業課題に合わせた戦略設計から配信設定、検証分析までトータルサポートします。

また、API対応ツールであるメッセージ管理ソリューション「DialogOne®︎」のご提供も可能です。

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